失意のハミルトンに引退説浮上も、先輩クルサード氏は否定的な見解「チームを裏切るようなことはしない。ルイスは再び前を向いて歩き始める」F1

元F1ドライバーのデヴィッド・クルサード氏が、ルイス・ハミルトンの去就について言及している。

2021年シーズンのF1は、マックス・フェルスタッペンとハミルトンがラストレースを前に369.5ポイントで並び、最終戦のアブダビGPを迎えた。そしてアブダビGPではセーフティーカー明けのファイナルラップでフェルスタッペンがハミルトンを抜き、土壇場で逆転勝利。この結果、直接対決を制したフェルスタッペンがシーズン10勝目をマークして、最終戦で初のドライバーズタイトルを手にした。

このレースの大半でアドバンテージを示したメルセデス側にとっては、納得しがたい結末になったとの見方も。ハミルトンはフェルスタッペンを祝福した一方で、心中穏やかではなく、その後公式会見やシーズン終了後の表彰式典を欠席していた。

そしてメルセデスのトト・ヴォルフ代表は記者の前で「ルイスが来季、引き続き走るかどうかわからない」とまで発言。ハミルトンがF1を電撃引退する可能性もあるとほのめかしている。

クルサード氏はイギリス『BBC Radio 5 Live』に対して「ハミルトンは引き続き来季もF1で走るはずだ。疑念の余地はないよ」と後輩ドライバーについて自らの見識を示している。

「彼はこれまで7度タイトルを手にしている王者であり、一つの現象だ。素晴らしいアスリートでもある」

「ルイスはすでに2023年まで2年契約を残している。彼はチームプレーヤーでもあるし、チームに対して突如裏切るようなことは絶対にしないだろう。本人は8度目のタイトルを手にするため、来シーズンに向けて照準を定めていると思うよ」

クルサード氏は「もちろん彼は現在、失意のどん底にあるだろう。ただ、そういうことが起こり得ることも本人はよくわかっている。これまで何度もチャンピオンシップを勝ってきた彼のことだ。何度も多くの逆境を乗り越えてきたように、再び前を向いて歩き始めるはずだ」と語り、ハミルトンの心情に理解を示しながら、来季への期待を寄せている。

大きくレギュレーションの変わる2022年シーズンは各チームの勢力図がどのようになるのかまだ不明瞭だが、コンストラクターズ王者のメルセデスは来季、ハミルトンとジョージ・ラッセルの英国人コンビで挑むことが確定している。

クルサード氏はハミルトン引退のうわさについて否定的な見解を述べつつ、後輩の8度目タイトル奪取に期待を寄せている。

関連記事

●  直近のDAZN番組表（全体）
●  直近のDAZN番組表（F1）

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？