ヒュルケンベルグ、来季のレギュラー復帰に意欲も「決まっていることは何もない」｜F1

現在シートを失っているニコ・ヒュルケンベルグが、2021年からのレギュラー復帰に向けて意気込みを示している。

2020年、レギュラーシートを失ったドイツ人ドライバーだったが、セルジオ・ペレス＆ランス・ストロールが新形コロナウイルス感染した際、代役として3戦にスポット参戦。レーシング・ポイントのマシンを駆って存在感を示したことから、改めて評価を上げていた。

ヒュルケンベルグはドイツ語圏をカバーするTVメディア『ServusTV』に対して「もちろんF1にカムバックしたいと思ってるよ。だけど、今のところ決まっていることは何もない」と口にしている。

「自分が今年スポット参戦で出来る限りのことはしたと思っている。これからシート獲得が可能になるかどうかはわからないけど、もうしばらく時間がかかるだろうね。密に連絡を取っているわけではないけど、今のところカギを握る重要な人たちと接触はしているよ。ただ、まだまだ辛抱強く待つ必要がありそうだ」

なお、『ServusTV』ではレッドブルがヒュルケンベルグを迎え入れ、マックス・フェルスタッペンと来季組ませるのではないかとも伝えている。アレクサンダー・アルボンが上位勢のとの戦いで不本意な成績に終止している状況。クリスチャン・ホーナー総帥は「現時点で来季の陣容について、タイムスケジュールを設定していない。アレックスとの契約内容により、今季終了後に決定を下すことになる。もちろん、他の選択肢があることもアイデアの一つになるかもね」と述べている。

来季、フェルスタッペンの相棒が誰になるのか現時点で未定。就職活動中のヒュルケンベルグなのか、それともレーシング・ポイント退団が決まっているセルジオ・ペレスなのか。また、アルボン続投というプランも十分に考えられる。

現時点で2021年がホンダ4期のF1活動最終シーズンとなる。来季レッドブルのシート争いは、今後も大きく注目を集めることになりそうだ。

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