アルファタウリのトスト代表、教え子フェルスタッペンの総合初優勝に期待「きっとタイトルを手にしてくれる」｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト代表が、今シーズンのタイトル争いについて言及。前身トロ・ロッソ時代の教え子であるマックス・フェルスタッペンの初戴冠に期待を寄せた。

フェルスタッペンは2014年夏にレッドブル・ジュニアチームの一員となり、2015年よりトロ・ロッソのレギュラードライバーとなった。翌2016年の第5戦スペインGPを前に、ダニール・クビアトと入れ替わる形でレッドブルに昇格。

レッドブルでの初戦スペインGPで、フェルスタッペンはF1初優勝を果たしている。18歳227日でのF1キャリア優勝は、史上最年少記録となった。それ以降フェルスタッペンはレッドブルのエース格として活躍を見せ、2021シーズンはルイス・ハミルトンと激しいデットヒートを展開しながらドライバーズタイトル争いを展開している。

トスト氏は教え子フェルスタッペンについて「マックスのことはカート時代からよく知っている。その時から卓越したコントロール能力を示していたね。その素養は父ヨスから叩き込まれたものでもあるけどね」とドイツ『Sport1』に対して語った。

「タイトル？マックスならきっとやってくれるだろう。彼はオランダGPで、母国の熱狂的なファンの前でもしっかりと結果を示した」

「おそらくマックスはすべてのレースで勝つつもりで臨んでいるね。ハミルトンとの戦いはどのレースでも気が抜けないだろうけど、きっと今季はドライバーズタイトルを手にしてくれると信じている」

なお、トスト氏はマックス・フェルスタッペンの同僚がレッドブルで軒並み苦労していることについても聞かれ、次のような見解を示した。

「マックスはとてもテクニカルなリードドライバーだ。言い換えれば、彼が思うようにマシンの開発を進めているということだ。だから2番目のパイロットは順応に苦労するという面があるね」

「私が具体的なことを言うのは良くないのだが、ブレーキやステアリングを切る独特のタイミングがあり、コーナーを最大限まで使うマックスの感覚がレッドブルのベースとなっている。マックスとは異なるスタイルの経験あるドライバーにとって、確かに適応が難しい状況と言える」

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