これまで9度のコンストラクターズタイトル、7度のドライバーズタイトルを獲得している名門チームに売却の可能性が浮上。チーム消滅の危機にあるようだ。
ウイリアムズF1チームを運営するウイリアムズ・グランプリ・ホールディングス（WGPH）は、自社の株式を売却することを検討していると明かした。
かつてはネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、デイモン・ヒルと数々の名レーサーが王座をつかみ取ったことでも知られるウイリアムズ。だが近年は大苦戦を余儀なくされており、優勝は2012年から8年ほど遠ざかっている。また、コンストラクターズにおいても2014年、2015年は年間3位となったが2018年からは上位に食い込むことさえ難しく、2018年、2019年ともに10チーム中10位と“テールエンダー”が定位置となっていた。成績不振にあることからチームは大きな収益減に悩まされており、そのうえ2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響も。財政面で今後さらに負担がかかる見通しとなっている。
ウイリアムズは「我々は今後の方針として、組織の立て直しを目指している。その中にはWGPHの株式を売却すること、会社全体を売却対象とすることも検討している」との声明を発表。身売りの可能性があると明かした。
「我々は様々な問題に直面しているが、2020年のカレンダーが再開された場合、レースに再び挑む準備はできている。WGPHの取締役会は今後あらゆる可能性を模索し、将来に向けてどのように歩むべきか、正しい戦略と売却プロセスに向けた決断を慎重に行う必要がある」
また、一方では2019年よりウイリアムズのマシンに大きくペイントされていたメインスポンサー「ROKiT」、スポンサーの一つである「ROKドリンクス」との契約が終了したことも明らかになっている。
近年は戦力的に見劣りすることは否めず、苦戦を強いられているうえに主要スポンサーも失ったウイリアムズ。かつての名門は今後復活することができるのだろうか。このままチーム売却となり、1977年より43年にわたって続いたウイリアムズF1の歴史が途絶えてしまうのか、引き続きその動向が注視されるところだ。
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チーム・ドライバー
日程・番組表
| レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | オーストリアGP | 7月3日（金） ～ 4日（土） | 7月5日（日） |
| 第2戦 | シュタイアーマルクGP | 7月10日（金） ～11日（土） | 7月12日（日） |
| 第3戦 | ハンガリーGP | 7月17日（金） ～18日（土） | 7月19日（日） |
| 第4戦 | イギリスGP | 7月31日（金） ～ 8月1日（土） | 8月2日（日） |
| 第5戦 | 70周年記念GP | 8月7日（金） ～ 8日（土） | 8月9日（日） |
| 第6戦 | スペインGP | 8月14日（金） ～15日（土） | 8月16日（日） |
| 第7戦 | ベルギーGP | 8月28日（金） ～29日（土） | 8月30日（日） |
| 第8戦 | イタリアGP | 9月4日（金） ～ 5日（土） | 9月6日（日） |
| 第9戦 | トスカーナ・フェラーリ1000GP | 9月11日（金） ～12日（土） | 9月13日（日） |
| 第10戦 | ロシアGP | 9月25日（金） ～ 26日（土） | 9月27日（日） |
| 第11戦 | アイフェルGP | 10月9日（金） ～ 10日（土） | 10月11日（日） |
| 第12戦 | ポルトガルGP | 10月23日（金） ～24日（土） | 10月25日（日） |
| 第13戦 | エミリア・ロマーニャGP | 10月31日（土） | 11月1日（日） |
| 第14戦 | トルコGP | 11月13日（金） ～ 14日（土） | 11月15日（日） |
| 第15戦 | バーレーンGP | 11月27日（金） ～ 28日（土） | 11月29日（日） |
| 第16戦 | サクヒールGP | 12月4日（金） ～5日（土） | 12月6日（日） |
| 第17戦 | アブダビGP | 12月11日（金） ～ 12日（土） | 12月13日（日） |