メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフ氏が、セバスチャン・ベッテルへの関心を口にした。
過去4度ワールドチャンピオンに輝いたベッテルは、今季限りでフェラーリから去ることが確定。現在、来季のシートはまだ決まっていない。
現時点で来季のラインナップが完全に固まっていないルノーに行くのではないかと伝えられる一方、メルセデスに移籍してルイス・ハミルトンと組むのではないかとの憶測も浮上していた。
メルセデスの代表であり、オーストリア国籍でもあるヴォルフ氏は開幕GPとなるオーストリアGPに向け、ビデオ会見で「オーストリアの人間として、レッドブルリンクで今年最初のレースを行えることを嬉しく思う」と語っている。
その一方でベッテルのうわさについても言及し「セバスチャンはドライバーとして本当に素晴らしいパーソナリティだと思う。もちろん4度チャンピオンに輝いているし、現代のドライバーでは間違いなくトップのレーサーだ」と賛辞を贈った。
「メルセデスチームにとって、彼はアウトサイダーだが確かに候補に入るレーサーだよ。これまでサーキットで示してきた才能、そして圧倒的な個性を考えたら、ノーとは言えないさ」
メルセデスはバルテリ・ボッタスを今季限りで放出する可能性もあるという。その一方、現ウィリアムズのジョージ・ラッセルがメルセデスのジュニア・ドライバー・プログラム出身ということもあり、2021年からメルセデスはレギュラードライバーに抜擢するのではないかとのうわさも浮上していた。
だがラッセルはウィリアムズでまだ上位争いを展開したことはほとんどなく、トップチームで戦えるだけの能力があるかどうかはまだ未知数の部分も多い。
もし6年連続ダブルタイトル獲得中のメルセデスのマシンをベッテルが駆ることになった場合、ハミルトンと組むメルセデスの布陣は“完璧”と評される一方、ハミルトンvsベッテルが同僚ながら激しく激突するのではないかと指摘する声も。
果たしてベッテルは来季、どのシートに収まることになるのだろうか。もし勝てるチームのシートを手にできなかった場合、F1のキャリアにピリオドを打つのではないかとも言われているだけに、その去就は今後も大きく注目を集めることになりそうだ。
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