ウェットのトルコGPはボッタスが今季初優勝！特別カラーのレッドブル2台が表彰台に…角田裕毅は14位｜F1

2021年のF1第16戦、トルコGP決勝が現地時間10日行われた。

決勝の日曜は午前中から雨が降ったため、決勝開始時点では路面がウェット状況。全車、インターミディエイトのタイヤを選んでレースへと臨んだ。

オープニングラップでは1コーナーでフェルナンド・アロンソがスピン。その他は大きな混乱もなく、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレールの順位で1周目を終えた。

1つ順位を上げた角田は8番手で走行しつつ、後ろから迫るルイス・ハミルトンをブロックし続ける状況に。8周目まで粘ったたものの、角田はハミルトンにターン3～4でオーバーテイクを許してしまう。

レースは上位勢に大きな上下動がない一方、後方から追い上げるハミルトンがオーバーテイクを連発。20周目を終える段階で5番手まで上がってきた。

一方、角田は9位走行中の23周目に水たまりに乗り上げてスピンを喫し、13番手まで順位を落としてしまった。

レースはダニエル・リカルドがいち早くインターミディエイトから新しいインターミディエイトに履き替えるも、まだコンディションに大きな変化はなく、タイムが上がらず。これに続いてタイヤを替えるチームはなかなか現れなかった。

35周目あたりからピットインするチームが増え、2番手走行のフェルスタッペンは36周目の終わりに新しいインターミディエイトに交換した。

セバスチャン・ベッテルは37周目にミディアムに替えるギャンブルをするも、レースラインでのコントロールができず、スリック交換は大失敗に。その翌周にすぐさまインターミディエイトに戻した。

41周目にはトップを走行しているルクレールに、チームはタイヤ交換なし（ウェットのため、タイヤ交換義務がない）でそのまま最後まで走り切るよう指示を送る。だがペースは上がらず、タイヤ交換をしたボッタスが後ろまで迫る。47周目のストレートエンドでボッタスがルクレールを抜いてトップに立った。

残り8周になり、3番手走行のハミルトンは最後まで走り切るのを断念し、タイヤ交換を敢行。順位を5番手に落としてコースに復帰した。

結局レースはボッタスがそのままトップで58周目のフィニッシュチェッカーを受け、今季初優勝を果たした。2位フェルスタッペン、3位セルジオ・ペレスで、ホンダスペシャルカラーのレッドブルが2－3となった。

4位ルクレール、5位ハミルトン、6位ガスリー、7位ランド・ノリス、8位カルロス・サインツ、9位ランス・ストロール、10位エステバン・オコンまでが入賞となった。

角田裕毅は14位で完走を果たしている。

ドライバーズチャンピオンシップではフェルスタッペンが262.5ポイントで再びトップに。5位フィニッシュのハミルトンは256.5で、両者のポイント差は6となっている。

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