ポルトガルGPでハミルトンが今季2勝目！2位フェルスタッペンとの差を8点差に広げる…角田裕毅は15位｜F1

2021年のF1第3戦、ポルトガルGP決勝が現地時間2日行われた。

レースはスタート直後に大きな混乱はなく、バルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンと予選グリッド順でオープニングラップを終える。すると2周目に入るストレートでキミ・ライコネンが同僚アントニオ・ジョビナッツィに追突しフロントウイングを失う。ライコネンはそのままストレートエンドのエスケープゾーンでマシンを止め、レースはいきなり2周目でセーフティーカー導入となった。

7周目からレース再開となり、ストレートエンドでフェルスタッペンがハミルトンを抜いて2番手に浮上。10周目のロングストレートではフェルスタッペンのミスもあり、ハミルトンが2位のポジションを取り戻す。そこからはボッタス、ハミルトン、フェルスタッペンの3台が4番手以下を離してレースを先行する。

20周目のストレートではハミルトンがボッタスを抜いてトップに浮上。ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペンの順番で戦況が進んだ。

3番手走行のフェルスタッペンが36周目でハードタイヤにチェンジしてコースへ復帰。続く37周目にはボッタスもピットインするが、その直後のターン5でフェルスタッペンがボッタスを抜く。トップのハミルトンは38周目にピットに入り、タイヤ交換をしていないセルジオ・ペレスの後ろ、事実上のトップでコースに復帰する。

そのままハミルトンがラップリーダーとしてフィニッシュチェッカーを受け、今季2勝目をマーク。2位にはフェルスタッペン、3位ボッタスが表彰台に上がった。フェルスタッペンとボッタスは終盤にファステストラップを狙うためにピットイン。ファイナルラップでフェルスタッペンが最速タイムをマークしたかに思えたが、トラックリミット違反でタイム取り消しとなり、ボッタスが1ポイントを加算した。これにより、ドライバーズポイントで1点差だった首位ハミルトンと2位フェルスタッペンの差は、第3戦終了時点で8点差まで広がった。

4番手ペレス、以下ランド・ノリス、シャルル・ルクレール、エステバン・オコン、フェルナンド・アロンソ、ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリーの順番となった。

後方では14番手スタートの角田裕毅が一時は16位まで順位を落としたものの、ミディアムからハードタイヤに交換してロングラン。15位フィニッシュを果たしている。

■第3戦ポルトガルGP決勝
1／ルイス・ハミルトン／メルセデス／1:34:31.421
2／マックス・フェルスタッペン／レッドブル／+29.148
3／バルテリ・ボッタス／メルセデス／+33.530
4／セルジオ・ペレス／レッドブル／+39.735
5／ランド・ノリス／マクラーレン／+51.369
6／シャルル・ルクレール／フェラーリ／+55.781
7／エステバン・オコン／アルピーヌ／+63.749
8／フェルナンド・アロンソ／アルピーヌ／+64.808
9／ダニエル・リカルド／マクラーレン／+75.369
10／ピエール・ガスリー／アルファタウリ／+76.463
11／カルロス・サインツ／フェラーリ／+78.955
12／アントニオ・ジョビナッツィ／アルファロメオ／+1 LAP
13／セバスチャン・ベッテル／アストンマーティン／+1 LAP
14／ランス・ストロール／アストンマーティン／+1 LAP
15／角田裕毅／アルファタウリ／+1 LAP
16／ジョージ・ラッセル／ウィリアムズ／+1 LAP
17／ミック・シューマッハ／ハース／+1 LAP
18／ニコラス・ラティフィ／ウィリアムズ／+2 LAPS
19／ニキータ・マゼピン／ハース／+2 LAPS
Ret.／キミ・ライコネン／アルファロメオ／+64 LAPS