ハミルトンがカタールGPを制し今季7勝目！総合首位フェルスタッペンは2位で両者の差は8点に…アロンソ7年ぶり表彰台、角田裕毅は13位｜F1

2021年のF1第20戦、カタールGP決勝が現地時間21日行われた。

予選終盤の黄旗無視により、予選2番手のマックス・フェルスタッペンが5グリッド降格、3番手のバルテリ・ボッタスには3グリッド降格のペナルティが科され、グリッド順はルイス・ハミルトン、ピエール・ガスリーのフロント・ロー。3番手以降はフェルナンド・アロンソ、ランド・ノリス、カルロス・サインツ、ボッタス、フェルスタッペン、角田裕毅という順番になった。

スタートではハミルトン、ガスリー、アロンソの順番で1コーナーへと飛び込み、7番手スタートのフェルスタッペンが早くも4番手まで浮上。一方、6番手スタートのボッタスは11位まで順位を下げた。

フェルスタッペンは4周目にガスリーをパスして3番手に上がると、5周目のストレートでアロンソを抜いて2番手に浮上。4秒前方にはハミルトンのみ、という状況となった。

8番手スタートの角田は11番手まで順位を落とした直後、10周目にソフトタイヤに見切りをつけてミディアムの第2スティントに入る。

15周目を迎える頃にはトップがハミルトンのまま、2番手フェルスタッペンは7秒後方。そこから3番手アロンソとの差が20秒もつく。

フェルスタッペンは18周目にピットへと入り、ミディアムからハードへとつなぐ。ハミルトンはタイヤがまだ持つ状態ながら、2番手フェルスタッペンに合わせて19周目に第2スティントのハードへとチェンジ。フェルスタッペンの8秒前方でコースに復帰した。

スタートからミディアムでロングランをしていたボッタスは、3番手走行中の34周目に突如左フロントタイヤがパンクしてしまう。ハードタイヤに履き替えてフロントノーズも変えたが、13番手でのコース復帰となった。

角田は35周目に2度目のピットインを行いハードに変更。ガスリーも36周目の終わりに2度目のピットインで、アルファタウリ勢は57周中の37周時点でガスリー11番手、角田16番手となった。

フェルスタッペンは42周目にハードからミディアムに変え、第3スティントに入る。そして翌43周目にトップのハミルトンも合わせてミディアムに変え、戦術での逆転を起こさせないというセオリーを貫いた。

50周目には12番手走行中のボッタスが無念のリタイア。その直後、ハードタイヤで第2スティント走行中のジョージ・ラッセルが左フロントをパンクさせてしまう。52周目には同僚ニコラス・ラティフィも左フロントがパンク。縁石に乗ったドライバーがタイヤをバーストさせるというケースが相次いだ。

レースは残り3周のタイミングで、ラティフィのマシン除去のためにバーチャルセーフティーカー導入となり、各順位の争いは一気に停滞となった。

優勝はハミルトンで今季7勝目をマーク。2位は終盤にソフトタイヤに履き替え、ファステストラップの1ポイントを加算したフェルスタッペン。両者の差はレース前14ポイントだったが、カタールGP終了時点で8まで狭まった。

3位にはアルピーヌのアロンソが入り、アロンソはフェラーリ時代の2014年ハンガリーGP以来、7年ぶりの表彰台となった。

4位ペレス、5位エステバン・オコン、6位ランス・ストロール、7位サインツ、8位シャルル・ルクレール、9位ノリス、10位セバスチャン・ベッテルまでが入賞となった。

アルファタウリ勢はガスリーが11位フィニッシュ。角田裕毅は終盤に12番手ダニエル・リカルドを追い詰めたものの、0.3秒及ばず13位での完走となった。

ポイント数で並んでいたアルピーヌの2台がそろって入賞したため、コンストラクターズでは5位アルピーヌ137ポイント、6位アルファタウリ112ポイントと、1レースで25ポイントもの差がついている。

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