ハミルトンがフェルスタッペンを僅差振り切り開幕GPを制す！角田裕毅はデビュー戦9位入賞｜F1

2021年のF1第1戦バーレーンGPの決勝が現地時間28日行われ、ルイス・ハミルトンが優勝を果たした。今回がF1デビュー戦となる角田裕毅は9位でフィニッシュを果たしている。

スタート前に11番手スタート、レッドブルのセルジオ・ペレスがフォーメーションラップ中にコース上でストップするという状況になり、ペレスはピットスタート。もう一度フォーメーションラップを1周行い、改めてスタートとなった。

オープニングラップではターン3でニキータ・マゼピンがコースアウトでクラッシュ。いきなりセーフティーカーが入る事態に。レースは4周目で再開となり、その直後にはピエール・ガスリーが接触でフロントウイングを落とし、バーチャルセーフティーカーが入った。

14周目に2番手走行のルイス・ハミルトンがピットに入り、ハードタイヤに履き替える。そこからハードのハミルトンは先頭のフェルスタッペンよりも速いペースでプッシュを仕掛け、フェルスタッペンがピットに入った後にトップへと躍り出る。

レース中盤にはハミルトンが2度目のピットストップを先に敢行し、フェルスタッペンは39周に2度目のピットストップでミディアムタイヤに履き替える。先頭ハミルトン、2番手フェルスタッペンの差はこの時点で約8秒だったが、ここからフェルスタッペンがペースを上げ、両者の差は詰まっていく。

後方ではレース中盤で角田裕毅がフェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネンとワールドチャンピオン経験者を次々にオーバーテイク。10番手の入賞圏内まで順位を上げた。

終盤に入り、フェルスタッペンはハミルトンとの差を1秒以内まで詰め、ターン4で抜く場面もあったが、トラックリミット外を使って抜いたことでペナルティとなる可能性があるため、意図的に順位を2位に下げる。再びフェルスタッペンがアタックをかけるも、そのままハミルトンが僅差で逃げ切って開幕戦を制している。

優勝はハミルトンで2位がフェルスタッペン。以下ボッタス、ランド・ノリス、ペレス、シャルル・ルクレール、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツと続いた。角田は終盤でランス・ストロールを抜き、9位フィニッシュで2ポイントを手にしている。

日本人F1ドライバーのデビュー戦最高位は7位の中嶋悟氏、中野信治氏に及ばなかったものの、初戦でポイントを手にしたのは角田が日本人として初となる。

■第1戦バーレーンGP決勝
1／ルイス・ハミルトン／メルセデス／1:32:03.897
2／マックス・フェルスタッペン／レッドブル／+0.745
3／バルテリ・ボッタス／メルセデス／+37.383
4／ランド・ノリス／マクラーレン／+46.466
5／セルジオ・ペレス／レッドブル／+52.047
6／シャルル・ルクレール／フェラーリ／+59.090
7／ダニエル・リカルド／マクラーレン／+66.004
8／カルロス・サインツ／フェラーリ／+67.100
9／角田裕毅／アルファタウリ／+85.692
10／ランス・ストロール／アストンマーティン／+86.713
11／キミ・ライコネン／アルファロメオ／+88.864
12／アントニオ・ジョビナッツィ／アルファロメオ／+1 LAP
13／エステバン・オコン／アルピーヌ／+1 LAP
14／ジョージ・ラッセル／ウィリアムズ／+1 LAP
15／セバスチャン・ベッテル／アストンマーティン／+1 LAP
16／ミック・シューマッハ／ハース／+1 LAP
Ret.／ピエール・ガスリー／アルファタウリ／+3 LAPS
Ret.／ニコラス・ラティフィ／ウィリアムズ／+4 LAPS
Ret.／フェルナンド・アロンソ／アルピーヌ／+23 LAPS
Ret.／ニキータ・マゼピン／ハース／+55 LAPS