アルファタウリ幹部が判断ミスだったと後悔…ロシアGP終盤の雨も、角田裕毅は一度ソフトタイヤに交換｜F1

アルファタウリ幹部が、ロシアGPではピエール・ガスリー、角田裕毅がともに入賞を逃したことについて、痛恨だったと振り返っている。

アルファタウリのチーフエンジニア、クラウディオ・バレストリ氏は、チームの公式メディアを通じて「ソチでの目標はポイントを獲得することだった。でも2人ともその順位に届かなかった」と悔しさあらわに語っている。

「最初のラップでピエール、ユウキともにポジションを失ってレースを進めることになった。クルマのペース自体は悪くなかったし、実際に良かったんだけどね」

「ポイントを獲得するため、両者の戦略を大きく分けた。ハードのピエールは最初のスティントで長く走行を続け、ミディアムに交換した。逆にユウキはミディアムから早々とハードに履き替えた」

そしてバレストリ氏は、残り6～7ラップで降り出した雨が計算外だったと明かしている。

「小雨が降ってきて、コースがスリッピーになってしまった。我々は雨が長く続かない。このチャンスを最大限に利用するという狙いを持ち、ユウキにはドライ（ソフト）タイヤを履かせた」

「残念ながらギャンブルは報われず、雨はより激しくなってしまった。再度ピットインを余儀なくされてしまったね。我々はこれをホームに持ち帰り、何ができたのかを検討、分析したい」

角田裕毅は雨が降り出した直後の47周目にハードからソフトに履き替えるも、コースは完全にインターミディエイト向き。49周目にユーズドのインターミディエイトに履き替え、17位でレースを終えた。

一方のガスリーも雨が強まった50周目にインターミディエイトに履き替えた。だが交換のタイミングが遅かったこともあり、13位フィニッシュとなっている。

ロシアGP終盤には突然の雨が振り出し、ドライタイヤからの交換を拒んだランド・ノリスがトップからポジションを大きく下げ、7位フィニッシュ。初のF1優勝を逸したことでも話題となった。

後方ではアルファタウリも判断ミスにより、ガスリー＆角田そろって不本意な形でレースを終える状況となっていた模様だ。

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