角田裕毅、バーレーンGPのFP2を終え「少し苦労した」と予選までの改善に意欲…エンジニアも「グリップ不足に苦しんだ」｜F1

2022年の開幕戦、バーレーンGPのフリー走行2回目終了後、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

バーレーンGPのトラックはF2時代から走行し、昨季はF1デビュー戦ながらいきなり9位入賞を果たした縁起の良いコースでもある。角田は「FP1は順調なスタートでしたが、FP2のセッションでは少し苦労しました」と金曜日の内容を振り返っている。

「今日、苦労した部分のデータを確認し、土曜日までにどう改善できるのかしっかりと検討したい」

「テストの後、僕らは大きな一歩を踏み出しました。それでもまだ改善の余地はありますし、まだまだタイムを詰めることができるはず。トップグループに少しでも近づけることを願っています。フリー走行3回目のセッションが残っているので、予選までにいくつか修正をする必要がある」

アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズ氏は「FP2でトラックの状態に合致せず、ピエールと（ガスリー）ユウキとも、両方のマシンがグリップ不足と難しいバランスに苦しんだ」とFP2でタイムが上がらなかった理由を説明している。

「かなり苦戦しただけでなく、他のチームがFP1とFP2の間でパフォーマンスを大幅に向上させた。そのため、ギャップが顕著になってしまったね。FP1で示したように、基本的にはマシンに問題はない。FP2で苦しんだことを分析し、明日に向けてどう修正していくか、今夜は多くの作業が必要になる。予選の路面温度はFP2と同じになるだろうし、土曜日に向けてこの改善点は特に重要だ」

FP1の日中はガスリーがトップタイムをマークするなど、好調さを示したアルファタウリ。だがFP2ではガスリーが13番手、角田が14番手タイムに終わったほか、ロングランのペースでもライバル勢に比べて伸び悩む結果となった。

バーレーンGPは予選、決勝ともに不振に終わったFP2と同じ時間帯となる。果たしてアルファタウリは土曜の予選、日曜の決勝に向けて、ペースアップの改善はできるのだろうか。

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