ガスリー、カタールGP2番手スタートも入賞を逃し落胆「僕もユウキも…速さがなかったとしか言いようがない」｜F1

F1第20戦カタールGPを終え、アルファタウリのピエール・ガスリーが失意のコメントを発している。

ガスリーは予選を4番手で終えたものの、決勝ではマックス・フェルスタッペン＆バルテリ・ボッタスのグリッド降格ペナルティにより、2番手からのスタートとなった。フロント・ローからの発進という好条件だったにもかかわらず、ガスリーはレースペースで伸び悩み、タイヤの消耗も激しいことから早々にピットインを余儀なくされる。

2度のピットインを経て順位を大幅に下げると、入賞圏内に届かず、ガスリーは11番手フィニッシュとなった。同僚角田も8番手スタートから13位での完走となっている。

ガスリーはカタールGPの内容について「とてもフラストレーションの溜まるレースとなってしまった」と不本意な結果だったと振り返った。チームの公式メディアを通じて語っている。

「僕もユウキもトップ10内からスタートしたけど、結果として後方でレースを終える形になってしまった。何ができるのか全力を尽くしたつもりだ。残念ながら僕らには速さがなかったとしか言いようがない」

「スタートでも（フェルナンド）アロンソに前へと行かれてしまい、レースペースに苦しみ2ストップ戦略を採用したんだ。でもうまくいかず、本当に残念だったね。予選でのインシデントからいくつかのパーツを交換したけど、それがレースペースに影響したのかは分からない。今のところ理由が分からないため、じっくりとすべてのことを分析する必要がある」

第20戦カタールGP直前まで、コンストラクターズランキングで5位争いの接戦を演じていたアルファタウリ。だが112ポイントで並んでいたアルピーヌ勢は3位＆5位フィニッシュとなり、アルファタウリの2人はノーポイントに終わったため、1レースで137‐112ポイントと25ポイントの差がつく結果となった。

アルファタウリのガスリーにとっても、2番手スタートという好機を生かせず、入賞圏外に落ちてしまったことに落胆の色を隠せない模様。

チームにとって不本意な結果となったカタールGPを経て、第21戦サウジアラビアGP、第22戦アブダビGPと残り2レースで、アルファタウリはライバルたちと渡り合える速さを取り戻せるのだろうか。

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