角田裕毅、波乱のハンガリーGP6位入賞も「本当に難しい週末だった」サマーブレイク後の巻き返しに意欲｜F1

2021年のF1第11戦、ハンガリーGP終了後、決勝6位（7位フィニッシュだが、レース後のスチュワード裁定により2番手のセバスチャン・ベッテルが失格となった）となった角田裕毅がレースを振り返っている。

決勝で16番手スタートの角田はウェットコンディションで他車が多重クラッシュする中、オープニングラップで5番手まで浮上。だがカルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、同僚ピエール・ガスリーに抜かれて終盤には7位を走行。前述のとおり6位繰り上がりとなり、アゼルバイジャンGPの7位を上回る自己最高位でレースを終えた。

角田はアルファタウリの公式メディアを通じて、次のように語りレースを回顧した。

「オープニングラップで、5番手までジャンプアップすることができて、それは本当に嬉しかったです」

「ただ、この週末中は常にマシンのバランスに苦労していました。レース中のペースは良かったので、ハンガリーではチームにポイントをもたらすことができました」

ただ、自分にとって本当に難しい週末だったという面もあります。ここからサマーブレイクに入りますが、その間にリセットしつつ、スパ（フランコルシャン）に向けてどう取り組んで修正していけばいいのか、じっくりと検証したい。そうすれば、後半戦は一貫してポイントを獲得できるんじゃないかと期待しています」

F1は第11戦ハンガリーGPを終え、4週後までのサマーブレイクに入る。そこから第12戦ベルギーGP（8月27日～29日）、第13戦オランダGP（9月3日～5日）、第14戦イタリアGP（9月10日～12日）と、3週連続開催に入る。

第11戦で角田は僚友ガスリーとともにダブル入賞を果たしたものの、ポイントで争うアルピーヌ勢が上位フィニッシュを果たしたため、コンストラクターズランキングでアルファタウリは5位から6位に順位を落とした。

角田が語ったように、サマーブレイク期間を使ってアルファタウリはどう修正してくるのか、ベルギーGPからの巻き返しが期待されるところだ。

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