角田裕毅「ポイントを手にできて良かった」ホンダPU勢で唯一のイギリスGP入賞も“今週末は苦労した”と回顧｜F1

2021年のF1第10戦、イギリスGP決勝で角田裕毅は10位フィニッシュ。今季4度目の入賞を果たし、ホンダパワーユニット4台で、唯一のポイント獲得をマークした。

角田は決勝で16番手スタートとなり、ミディアムタイヤからハードタイヤに切り替えてロングランを敢行。見事なタイヤマネージメントを見せつつ、終盤には僚友ピエール・ガスリーのパンク、セルジオ・ペレスがルイス・ハミルトンのファステストラップを阻止するためにピットインを行ったことから、土壇場で角田は10番手にポジションを上げてのフィニッシュとなった。

角田はアルファタウリの公式メディア、自身のSNSを通じて次のように語っている。

「ポイントを獲得できて、とても嬉しく思っています。ある程度プラン通りにレースを進め、タイヤマネージメントを重視して周回し、結果的にそれがうまくいったと思います」

「この週末は各セッションで少し苦労しました。（スプリント予選レースなど）これまでのフォーマットとは違うレースも行われたので、ルーキーとしてはちょっと難しい状態だったことは確かです。でも、チームにとって重要なポイントを手にすることができて良かった。うれしく思っています。次はハンガリーです」

そしてチームのテクニカルディレクター、ジョディ・エギントン氏も「ピエールはトラック上で破片を拾い、パンクしてしまったようだ。だが結果的にユウキがこれでポイント圏内に浮上し、恩恵を受けることになったね。もちろんピエールは8番手でレースを終えることだってできたかもしれない。結果的には残念だったが、ここシルバーストンで他のマシンを抜くのはとても難しいこと。そんなタイトな状況でもポイントを持ち帰ることができて良かった。次のレースに向けて準備を整えたい」と述べ、角田とガスリーの奮闘ぶりを労った。

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