角田裕毅「十分なグリップがなかった」予選Q1では2番手もQ2敗退に落胆…決勝に向け「マシンに自信はある」｜F1

アルファタウリの角田裕毅がバーレーンGP予選13番手という結果に「正直なところ、ガッカリしました」と落胆のコメントを発している。

現地時間27日、開幕戦バーレーンGPの公式予選が行われ、本レースがF1デビューとなる角田裕毅は、予選Q1最初のアタックでマックス・フェルスタッペンに次ぐ0.108秒差で2番手タイムを叩き出した。これは同じソフトタイヤを履いた王者ルイス・ハミルトン（3番手）、同僚ピエール・ガスリー（4番手）を上回る内容だった。

Q1を2番手タイムで通過した角田。アルファタウリは決勝レースを想定して、2台のマシンにミディアムタイヤを装着させ、Q2に挑んだ。ガスリーがミディアムでQ3進出を果たした一方、角田はトップ10に入ることができず、13番手でQ2敗退となった。

予選終了後、角田はアルファタウリの公式メディアを通じて次のように述べている。

「正直に言うとガッカリしました。Q1の結果はミディアムタイヤでも十分なペースで挑めると示していたものです。戦略的にも自信があったのですが、Q2のアタックで（ミディアムタイヤは）十分なグリップがなかったですね」

「決勝レースに先立って、今夜はエンジニアとデータを分析することにします。終わったラップから学ぶことがまだまだたくさんあると思っていますし、予選の結果から持ち帰ることができるポジティブな要素はたくさんありますから」

「今回は僕にとってF1で最初の予選セッションでした。でもマシンに自信はありますし、まだまだ前進する余地があると思っています」

結果的には13番手でQ2脱落となったものの、角田は「上のグリッドからスタートできないのは残念ですが、ある程度良いレースペースで周回できると思うので、明日何ができるのかやってみたい」と続け、決勝に向けて意欲を示している。

予選Q1ではトップのマックス・フェルスタッペンとそん色のないラップを見せた角田。非凡な才能を見せている日本人ルーキーは、初の決勝で13番手スタートから旋風を巻き起こすことができるのだろうか。