「我々の日本人ドライバーはどんどん開花している」レッドブル重鎮マルコ博士、角田裕毅の今季予選Q3初進出を喜ぶ｜F1

2022年のF1第5戦マイアミGP予選を終え、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士が、レッドブルグループ4台すべての予選トップ10入りに満足感を示している。その中で角田裕毅の成長ぶりについて喜んだ。

マイアミGPの予選ではレッドブル、アルファタウリの合計4台がすべてQ3に進出。フロント・ローこそフェラーリに奪われたものの、マックス・フェルスタッペンは予選3番手、セルジオ・ペレスが4番手でレッドブルがセカンドローとなった。

アルファタウリの2台はピエール・ガスリーが7番手となり、角田裕毅は9番グリッドからスタートする。

重鎮マルコ氏はオーストリア『ServusTV』に対して次のように語っている。

「ピエールとユウキはどちらもいい流れを見せている。そして今回はポイント圏内で予選を終えたね。アルピーヌは2台ともトップ10に入っていないし、これはコンストラクターズの順位を上げるためにも重要なレースとなるだろう」

「特にユウキはしっかりと10番手に入ってきた。我々の日本人ドライバーはどんどん開花しているね」

現在、アルファタウリは16ポイントを手にして、コンストラクターズ7位に付けている。5位アルファロメオ（25ポイント）、6位アルピーヌ（22ポイント）を追っている状況ながら、ライバルのアルピーヌはフェルナンド・アロンソが11番グリッド、そしてFP3でクラッシュしたエステバン・オコンは予選でトラックに出ることができず、決勝では最後尾スタートとなった。

予選7番手と9番手になったことで、マルコ博士はアルファタウリがコンストラクターズの順位を上げることができると期待している。また、今季初めて予選Q3に進出したこともあり、角田の成長にもポジティブな印象を抱いている模様だ。

第5戦マイアミGPの決勝は猛暑であると同時にタイヤの劣化が早いと予想され、複数回となるであろうピットイン戦略も重要になると見られる。

今季、角田とガスリーはそれぞれ2度入賞を果たしているが、角田が第1戦と第4戦、ガスリーは第2戦と第3戦の入賞となるため、そろっての入賞はまだ一度もない。マルコ氏が語ったとおり、アルファタウリとしてはトップ10スタートから着実に周回を重ね、しっかりW入賞でポイントを手にしたいところだ。

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