「テキーラを忘れてしまった…今やレッドブルはメキシコで国民的ドリンク」S・ペレス、母国の熱狂ぶりを説明｜F1

今季、レッドブルのレギュラードライバーとなったセルジオ・ペレスが、優勝を狙える強豪チームへと移籍したことで、母国で起こっている現象について語っている。

昨季限りでレーシング・ポイントとの契約が満了となったペレスは2020年12月18日、2021年からレッドブルに加わると発表された。打倒メルセデスを期すレッドブルは今季、マックス・フェルスタッペン＆ペレスのセットで挑むことに。

ペレスは新シーズンの開幕を前に『ESPN』のインタビューで「今やメキシコではレッドブルが国民的ドリンクなんだ」と述べている。

「レッドブルはメキシコでみんなに愛される飲み物となったよ。今や国民的ドリンクと言えるね。メキシコのファンは僕がレッドブルに加わったことをとても喜んでいるし、メキシコ国民みんなが興奮している」

ペレスは冗談交じりに「メキシコ人はもはやテキーラを忘れてしまったんだよ」と語りつつ「みんながレッドブルのことを愛していて、僕らをサポートしようとしてくれているんだ」と強調した。

そしてペレスは第19戦に予定されている母国グランプリ、メキシコGPに向けて並々ならぬ意気込みを示した。

「メキシコに戻ったら、レースでは何としても勝ちたいね。もちろんレッドブルのマシンにアダプトするにはちょっと時間が掛かるかもしれない。それこそ、序盤の5レースは戸惑いもあるだろうしね。それでもチームは大きな進歩を遂げている。自分にとって、レッドブルでの経験はすべてが新しい世界なんだ」

昨季の第16戦サクヒールGPでは、キャリア最遅となる190戦で待望のF1初優勝を果たしたペレス。2021年は強豪レッドブルに加わったこともあり、母国メキシコでは国民的英雄をサポートするため、レッドブル応援のバックグラウンドが形成されつつあるようだ。