ホンダ田辺豊治TD、残り2戦でのWタイトルに意欲…7年ぶり表彰台のアロンソには「かつてのチームメートにおめでとうの言葉を贈る」｜F1

第20戦カタールGPを終え、ホンダF1のテクニカルディレクター田辺豊治氏が、改めてホンダラストイヤーでのダブルタイトル獲得に意欲を示している。

カタールGPではタイトル争い中のマックス・フェルスタッペンが予選時の黄旗無視により、5グリッド降格で7番手スタート。決勝ではルイス・ハミルトンがポール・トゥ・フィニッシュで完勝した一方、フェルスタッペンは2位＆ファステストラップで合計19ポイントを手にした。セルジオ・ペレスは11番グリッドからのスタートながら追い上げて4位でフィニッシュ。アルファタウリ勢はピエール・ガスリー11位、角田裕毅13位という結果だった。

田辺ディレクターは「現状の我々のパフォーマンスを最大限に引き出せたレースだったと考えています」とレッドブルチームがポジティブな結果だったとカタールGPを総括している。

「フェルスタッペン選手が大きくポジションを上げて2位表彰台、ペレス選手も11番手スタートから4位に入賞。現状の我々のパフォーマンスを最大限に引き出せたレースだったと考えています」

一方で決勝で大きく順位を落としたアルファタウリ勢については「ガスリー選手は予選上位選手のグリッド降格にともない、2番グリッド、角田選手は予選ポジションから変わらず8番グリッドからスタート。残念ながらレースペースが上がらず、2台ともにポイント圏外で終わり、予選までの速さを考えると非常に残念な結果になりました」と述べている。

「簡単な週末ではありませんでしたが、あと2戦のところでドライバーズチャンピオンシップのリードを保ち、コンストラクターズチャンピオンシップもトップとの差を詰められたという部分で、大きな意味があったと感じています」

「チームとともにパフォーマンス向上のため、我々として何ができるのかをじっくりと考えて、また十分に準備をして残りの2連戦に臨みます」

そしてカタールGPではアルピーヌのフェルナンド・アロンソがフェラーリ在籍時、2014年ハンガリーGP以来7年ぶりとなる表彰台に立った。田辺氏は「ベテランらしい素晴らしい走りで7年ぶりの表彰台を獲得したかつてのチームメート、アロンソ選手におめでとうの言葉を贈ります」とのメッセージを記した。

ホンダ第3期ではライバルとして競い合い、第4期ではマクラーレンのドライバーとして、3シーズン（2015年～2017年）ホンダのパワーユニットで戦った元王者アロンソ。田辺氏はアロンソが一時的なF1離脱期間を経て7年ぶりの表彰台に立ったことについて、思うところがあった模様だ。

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