2021年のF1第16戦トルコGPを終え、アルファタウリのフランツ・トスト代表がドライバーの奮闘ぶりを称賛している。
9番グリッドから決勝に挑んだ角田裕毅は、レース序盤より11番手スタートの王者ルイス・ハミルトンとバトルを展開し、8周目にオーバーテイクを許すまでハミルトンを抑え続けた。そしてレース終盤にはピエール・ガスリーがラップペースを上げていたことから、インターミディエイトのタイヤでロングランしていたハミルトンに、タイヤ交換を誘発させる状況に。
ハミルトンは結果として5位止まり。マックス・フェルスタッペンが2位フィニッシュとなり、年間順位で再びフェルスタッペンがハミルトンを抜き、総合トップに躍り出た。
角田14位、ガスリーは6位という結果になったが、トスト代表は「今週末、トルコで我々は大成功を収めた」と、ポジティブな内容だったと振り返っている。
「ピエールは1周目のターン1で(フェルナンド)アロンソと接触して、5秒のタイムペナルティが科されてしまった。ピットインでそのペナルティを消化し、その後6番手を走行したね。インターミディエイトでここまで長いラップを刻むデータはなかったから、どれだけタイヤが持つのか、エンジニア側もわからなかった。そんな中でもピエールは素晴らしい仕事をした」
そしてトスト代表は角田に対しても賛辞の言葉を贈った。
「ユウキは良いスタートを切り、8位でかなりの周回を重ねた。ハミルトンを長い間抑えたのは素晴らしいパフォーマンスだった。スピンで順位を落とし、14位でのフィニッシュは残念だったけど、彼はこれまでウェットコンディションでのドライブ経験が多くない。そんな中でも大きな学習プロセスを踏んだと認識している」
「インターミディエイトでロングランすることで、それがどうマシンに機能するのか、ユウキはよく理解したことだろう。この条件での走行経験を重ねることは、とても重要な機会なんだ」
「総じて今週末はチームとして良い内容だったと思う。5位を競っているコンストラクターズチャンピオンシップでもポイントを重ねることができた。我々は次戦の舞台、アメリカに向かうことを楽しみにしているよ」
トルコGP決勝レースはウェットの中、結果的に角田は14位フィニッシュで入賞を逃した。だがハミルトンを8周目まで抑え、タイトル争い中のマックス・フェルスタッペン&レッドブルに対し、アシストをする形に。その角田のバトル内容についてトスト氏は高く評価していた模様だ。
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