2016年王者ロズベルグ、ガスリーの来季レッドブル昇格を推薦「今の彼はフェルスタッペンの同僚として適任」｜F1

2016年のワールドチャンピオン、ニコ・ロズベルグが「今の（ピエール）ガスリーはレッドブル再昇格にふさわしい」との見解を示している。

ロズベルグは『Sky Sports』に対して「ガスリーのパフォーマンスは本当に素晴らしい。レッドブルは2022年、彼を再び迎え入れるべきだ」と語った。

「今のアルファタウリにいても、ガスリーはプレッシャーを感じることもないだろう。角田（裕毅）とはだいぶ離れた位置にいるし、チームリーダーになることも簡単だ。むしろ、今の状況は当然の結果だろう」

そしてロズベルグは「今のF1において、（マックス）フェルスタッペンのチームメートになることは最も難しい立ち位置と言える。彼は一度（2019年）レッドブルで苦い経験をした。それだけに再びプレッシャーに対処できないのではと、懐疑的な見方をする人もいる。それが一つのネックになっているようだね。それでも今のガスリーはフェルスタッペンの同僚として適任だと思う」

2019年、ガスリーはダニエル・リカルドの穴埋め役としてトロ・ロッソからレッドブルに昇格するも、当時はRB15のマシンコントロールに苦しみ、新天地レッドブルで本領を発揮できず。第12戦ハンガリーGPを終え、サマーブレイク期間にアレクサンダー・アルボンとのスイッチでトロ・ロッソに出戻りという憂き目に遭っている。

だがガスリーはトロ・ロッソに復帰すると改めて才能を示し、2019年第20戦ブラジルGPでは2位フィニッシュ。チーム名がアルファタウリに変わった2020年の第8戦イタリアGPでは、F1キャリア初優勝を果たした。その後メルセデス、レッドブルに次ぐ一発の速さを見せる場面が多く、今や名実ともにアルファタウリのエースとなっている。

レッドブルの来季シートは現時点でフェルスタッペンが確定しており、相棒がセルジオ・ペレス続投となるのか、それともガスリーが再登板となるのかまだ不明瞭だ。

レッドブルグループのアドバイザー、ヘルムート・マルコ氏は先日「間もなく2チームのラインナップを発表できるだろう」と来季の体制発表を示唆していた。

果たして来季のレッドブルはフェルスタッペン＆ペレスのセットで続投となるのか、それともロズベルグが推薦しているように、2019年以来となるガスリーのレッドブル再昇格となるのか。サマーブレイク期間にも今後の方針が公表されることになるかもしれない。

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