2021年の日本GPは開催断念、関係者入国が期日まで不確実に…ホンダラストイヤーで苦渋の決断｜F1

2021年のF1日本グランプリは、開催中止が正式決定となった。

『Formula 1』は18日、10月8日～10日に開催予定だった日本GPについて、開催を中止すると正式発表した。

鈴鹿サーキットを運営する『モビリティランド』は公式リリースを通じて開催中止の理由を説明している。

「F1日本グランプリを開催するために設定された期日までにF1海外関係者の日本入国が確実な状況に至らなかったために、やむなく開催中止の決断をいたしました」

「私どもにとっても、ファンの皆様と同じく、非常に辛い決断でございますが、昨年来より続く新型コロナウイルス感染症による影響として、ファンの皆様および関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」

モビリティランドの田中薫社長も公式メディアを通じ、以下のようなコメントを発した。

「非常に苦しく、悔しく、残念な決断となりました。2年ぶりのF1日本グランプリ開催を目指して準備を進めておりましたが、やむなく中止の決断をいたしました」

「7年ぶりの日本人ドライバーである角田裕毅選手の凱旋や、HondaF1最後の勇姿をご覧いただきたいという強い思いを持って、開催に向けて膨大な準備に取り組んでまいりました。これまでの取り組みにご理解とご協力をいただきましたスポーツ庁、三重県、鈴鹿市そしてFormula1をはじめとする全ての皆様に厚く御礼申し上げます」

なお、2021年の日本GPが実施される場合、今季限りでF1活動を終了するホンダがタイトルスポンサーとなり「ホンダ日本グランプリレース」として開催されるはずだった。

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