角田裕毅「ガスリーと違うセット。良いデータが得られた」FP1低迷の理由は旧型…上位勢匹敵のガスリーはアップデート済み＆アルファタウリ幹部も手応え｜F1

2022年第12戦フランスGPのフリー走行2回目終了後、アルファタウリの角田裕毅がコメントを発している。

現地ポール・リカール・サーキットはFP1＆FP2ともに高温のドライコンディションとなる中、角田裕毅はFP1で18番手。FP2では14番手という結果だった。

僚友のピエール・ガスリーは5番手＆7番手と上位勢に匹敵するベストタイムをマークしていたため、角田はガスリーから大きく後れを取る形に。

だがこれはアルファタウリのチーム戦略であり、角田はアップデート投入前のマシンを駆ってFP1を走行していたとチーム公式メディアで明かされている。

角田は「FP1ではガスリーと条件の違いがよく比較できた。とても良いデータが得られたと思う」と実りの大きいセッションだったと振り返った。

「午後のFP2ではアップデート要素を一部加え、出だしから午前とは明確な違いが確認できた。もちろん調整はまだ必要ですが、今日のパフォーマンスはとても前向きな内容だったと思う」

「今回のデータを踏まえ、土曜のFP3では調整を加えて予選Q3まで進めるようにしたい」

角田は決勝想定のロングランでも手応えを感じた模様で「タイヤのデグラデーションについても、おかしな劣化はほとんど感じなかった。これはとてもポジティブなこと」と述べている。

その一方で「決勝の時間帯はもっと暑くなることも予想されるので、条件がより厳しくなるかもしれない」とレースコンディションについて懸念を示した。

アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズ氏も「このレースに向けて、いくつかの空力アップデートを用意してきた。パフォーマンスの面で、とても優れたステップになったよ」と新要素が大きなプラスになっていると強調した。

「ピエールはアップデート導入のマシンをFP1、FP2ともに走らせた。ユウキのマシンはFP1では古いままにして、FP1ではマシン全体の比較を行った。FP1で集めたデータに基づき、ユウキのマシンにもFP2では少し手を加えた」

「短時間だったけど、パフォーマンスは明らかに前進しているし、中団争いで再び戦えることを楽しみにしている」

エドルズ氏は「路面温度がとても高く、コーナーではとてもタイヤへの負荷が高いため、左フロントの消耗が厳しい。でも、ロングランのデグラデーションも劣化具合が把握できたし、日曜の決勝ではどう戦うべきか、最良の戦略を見いだすためのデータが得られた」と続け、金曜日のデータ収集がポジティブな内容だったと口にしている。

土曜日のセッションでは、角田も新アップデートを取り入れ、ガスリーとともに上位勢に匹敵する走りを見せたいところ。角田はFP3と予選でどこまで速さを示すことになるのか、ここからのさらなる向上が注目される。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？