角田裕毅のペナルティポイント、昨季トップ8点から一部失効で6点に減少…第13戦終了時点トップはフェルスタッペン＆ガスリー｜F1

昨季、2021年の22レースを終えた時点で、最もペナルティポイントが科されたドライバーはルーキーの角田裕毅だった。1年目は累計8ポイントに達した角田だったが、F1で2年目に入り、13レースを消化時点の累計ポイントは6まで減少。20名のドライバー中、3位タイとなっている。

『FIA』（国際自動車連盟）が科すペナルティポイントは競技規則で定められており、レース中に見せた危険なドライビング、ルール規定に反する走行などから、スチュワード裁定によって決められるもの。

第13戦ハンガリーGPを終え、2022年のF1はサマーブレイク期間に入った。現時点での各ドライバー累積ペナルティポイントは以下のとおりとなる。

■F1・各ドライバーペナルティポイント※2022年第13戦終了時点
1位／7点：マックス・フェルスタッペン（レッドブル）
1位／7点：ピエール・ガスリー（アルファタウリ）
3位／6点：フェルナンド・アロンソ（アルピーヌ）
3位／6点：エステバン・オコン（アルピーヌ）
3位／6点：角田裕毅（アルファタウリ）
3位／6点：アレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ）
7位／5点：ランス・ストロール（アストンマーティン）
8位／4点：ダニエル・リカルド（マクラーレン）
8位／4点：チョウ・グァンユ（アルファロメオ）
10位／2点：ジョージ・ラッセル（メルセデス）
10位／2点：ケビン・マグヌッセン（ハース）
12位／1点：セルジオ・ペレス（レッドブル）
12位／1点：バルテリ・ボッタス（アルファロメオ）
12位／1点：ランド・ノリス（マクラーレン）
12位／1点：セバスチャン・ベッテル（アストンマーティン）
12位／1点：ニコラス・ラティフィ（ウィリアムズ）
－／0点：シャルル・ルクレール（フェラーリ）
－／0点：カルロス・サインツ（フェラーリ）
－／0点：ルイス・ハミルトン（メルセデス）
－／0点：ミック・シューマッハ（ハース）

このペナルティポイントは失効するまで1年間となり、累計12点になると1戦出場停止の重いペナルティが科される。

現時点でフェルスタッペンの7ポイントは、すべて2021年後半戦によるもの。昨季イタリアGPでハミルトンとの接触（2点）、カタールGPの黄旗無視（2点）、サウジアラビアGPのトラック外走行（1点）＆ハミルトンとの衝突（2点）と、いずれも激しいタイトル争いの渦中で引き起こしたものとなっている。今季に入ってから新たなペナルティポイントは科されていない。

同じく7ポイントのガスリーは、そのうち2ポイントが昨季のトルコGPで受けたもの。スペインGPでストロールと接触（2点）、オーストリアGPでベッテルと接触（2点）、トラックリミット違反（1点）と、今季に入ってから受けたペナルティポイントは5点に及ぶ。

なお、2022年に限ると2年ぶりのレギュラーシート獲得となったアルボンの6点がトップとなっている。

現時点で6点が科されている角田のペナルティポイント内訳は下記のとおり。昨季後半戦の4点＋今季前半戦の2点となる。

2点：サンパウロGP（2021年11月14日）、ターン1でストロールとの接触を引き起こした
2点：サウジアラビアGP（2021年12月5日）、ターン2でベッテルとの接触を引き起こした
2点：イギリスGP（2022年7月3日）、ターン3でガスリーとの接触を引き起こした

角田が今季科されたペナルティポイントはイギリスGPの1度（2点）のみ。昨季前半戦に受けた4ポイントはすでに1年が経過し、失効している状況となる。その4例は以下のとおり。

1点：エミリア・ロマーニャGP（2021年4月18日）、トラックリミット違反
1点：シュタイアーマルクGP（2021年6月27日）、ボッタスの予選アタックを妨害
1点：オーストリアGP（2021年7月4日）、ピット入り口の白線をまたいだ
1点：オーストリアGP（2021年7月4日）、ピット入り口の白線を再びまたいだ

イギリスGPで僚友ガスリーとの接触を引き起こしたことは、角田本人が「完全に自分のミスだった」と認めている。昨季に比べペナルティが科されるケースは大幅に減少している状況ながら、サマーブレイク明けの後半戦はミスをなくしつつも、クリーンなレースを展開することが求められる。

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