F2オランダ・レース2で岩佐歩夢が3位入賞＆ポイント総合6位に浮上！レースはポイントリーダーのドゥルゴヴィッチが制す｜F2

現地時間4日、F2の第12ラウンド、ザントフォールトのレース2（フィーチャーレース）が行われた。

岩佐歩夢は5番グリッド、佐藤万璃音は15番グリッドからのレース開始となり、1周目の途中でローガン・サージェントがコースアウトからタイヤバリアに突っ込み、レースはすぐさまセーフティーカー中断となる。

サージェントのマシン除去、タイヤバリア修復に時間がかかるため、セーフティーカー先導で5／40周目まで走った後、赤旗中断となった。

25分ほどの中断を経てレースはセーフティーカー先導で再度フォーメーションラップを行った後、ローリングスタートで6／40周目より再開となった。先頭はフェリペ・ドゥルゴヴィッチ、2番手ジャック・ドゥーハン、以下デニス・ハウガー、リチャード・フェシュフォーと続き、岩佐は5番手をキープ。

13周目に入るところで岩佐はハードタイヤの第2スティントに入る。その次の周に先頭のドゥルゴヴィッチがピットに入り、タイヤ交換組の中では先頭でトラックに戻った。

上位勢は一通りタイヤ交換を終え、これで事実上のトップはドゥルゴヴィッチ。2番手ドゥーハン、3番手フェシュフォーと続き、岩佐はタイヤ交換済みマシンの中では4番手に付けた。

すると17周目の途中、佐藤はタイヤ交換時に左フロントがしっかり締まっていなかったため、セクター1区間でタイヤが外れてコースアウト。タイヤバリアに当たり、アクシデントで不本意なリタイアとなった。レース2はこれですぐさまセーフティーカーとなっている。

セーフティーカーエンドの22周目よりローリングスタートでレース再開となるも、その直前、トップのリアム・ローソンがスロー走行でフルスロットルのタイミングを待っている状況下、ホームストレート上の後方では、ドゥーハンのマシンに後ろからフェシュフォーが追突。これで事実上の2番手ドゥーハンは姿を消すことになった。

すぐさま再度セーフティーカーとなり、26周目から再びローリングスタートとなる。今度は大きな混乱もなく、レースは残り時間12分とタイムリミットに切り替わった。残り10分でほぼ全車がタイヤ交換を終え、トップはドゥルゴヴィッチ。2番手フェシュフォー、3番手岩佐の順番となる。

レースはドゥルゴヴィッチがそのまま逃げ切り、今季のF2で5勝目をマークした。2位にはフェシュフォーが入り、岩佐は3位となった。岩佐の表彰台は今季5回目となる。なお、フェシュフォーはドゥーハンに衝突したことからレース後の審議対象になっており、順位降格を受ける可能性がある。

4位ハウガー、5位エンツォ・フィッティパルディ、6位アマウリー・コーディール、7位ユーリ・ヴィップス、8位デヴィッド・ベックマン、9位オリ・コールドウェル、10位テオ・プルシェールという着順だった。

これでF2のポイントランキングは首位ドゥルゴヴィッチが2位プルシェールとの点差を70まで広げた。3位サージェント、4位ドゥーハン、5位ローソンと続き、岩佐は114ポイントで総合6位に浮上。3位のサージェントとは16点差となっており、残り2ラウンド4レースの内容次第ではさらに上の順位を狙える位置にいる。

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