アルファタウリのトスト代表「ユウキは非常に才能豊かなドライバー」残留決定、愛弟子角田裕毅の3季目＆本領発揮に期待｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト代表が、2023年もチーム残留となった角田裕毅について、大きな期待を寄せている。

現地時間22日、アルファタウリF1チームは角田裕毅が来季も残留することを正式発表。2021年よりF1に参戦している日本人ドライバーは、これで3シーズン目に突入することになった。

トスト代表はチームの公式メディアを通じて「ユウキがチームに加入した2021シーズンから見てきて、彼は非常に才能豊かなドライバーであることを示した。2022シーズンはさらなる成長を遂げている」と契約延長の理由について述べた。

「最近見せているユウキのペースはまさにそれを表したものだ。彼は自らF1のシートが相応しいと示しているし、今季残り6戦でも強力なリザルトを残してくれることを期待している」

「以前から語っているとおり、レーシングドライバーがF1に完全に慣れるまで最低でも3シーズンは必要だと私は認識している。今回の残留決定でユウキは真のポテンシャルを示す時間を得られたことになる。私はそれを嬉しく思っているよ」

「さらに言えば、今回の残留決定は、才能ある若手ドライバーをジュニアカテゴリーから育成しているヘルムート・マルコ博士と、彼のドライバープログラムが正しかったことを証明するものでもある。最後に、裕毅と並んで私からも継続的なサポートと彼にもう1シーズン残れるチャンスを与えてくれたレッドブルとホンダに感謝の意を表したい」

2022年は開幕6戦で3度の入賞を果たし、僚友ピエール・ガスリーよりも一時はポイント数で先行していた角田。だがシーズン中盤には不用意なミスや不運なども重なり、第6戦スペインGP以降は入賞から遠ざかるなど決して順調ではない状態となっていた。

それでも予選ではガスリーを上回るタイムを頻繁に見せるようになり、中団グループでも劣勢ながら、アルファタウリのマシンを駆り存在感を示している。

3シーズン目となる角田は、2023年を飛躍の年にできるのだろうか。恩師トスト代表の期待に応えるという点でも、今季終盤戦で巻き返し、いい形で来季につなげたいところだ。

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