ピエール・ガスリーの来季アルピーヌ加入が正式決定！アルファタウリ角田裕毅の来季同僚はデ・フリースで確定｜F1

アルピーヌF1チームは8日、フランス人ドライバーのピエール・ガスリーが2023年シーズンより複数年契約で加わることを正式発表した。

すでに6月24日、アルファタウリは2023年もガスリーは来季の契約を履行するとして、残留することを発表していた。だがセバスチャン・ベッテルの今季引退表明、フェルナンド・アロンソの来季アストンマーティン行き、オスカー・ピアストリのアルピーヌレギュラー昇格拒否＆マクラーレン来季加入と短期間で多くの動きが発生するなど、状況が二転三転する。

アルピーヌの来季レギュラーシートが一つ空いたこともあり、同チームはフランス人ドライバーであるガスリーを引き抜くのではないかと言われていた。結果としてエステバン・オコンと来季コンビを組むのはガスリーに決定。これで来季アルピーヌはオールフランスの陣容になっている。

1996年生まれ、現在26歳のガスリーはレッドブルジュニアチームの一員として2016年にGP2（現F2）のチャンピオンとなるも、翌2017年開幕時点でトロ・ロッソのシートが空いていなかったことから、日本のスーパーフォーミュラに参戦。同年のマレーシアGPではダニール・クビアトの代わりにトロ・ロッソから待望のF1デビューを果たした。同年はF1で5戦走ったあと、翌2018年よりレギュラードライバーに収まることとなった。

2018年はトロ・ロッソで年間15位となり、2019年にはレッドブルに昇格。だが同チームではマシンの順応性に苦労し、サマーブレイク終了後のベルギーGPからアレクサンダー・アルボンと入れ替わる形でトロ・ロッソに降格となってしまう。

トロ・ロッソに出戻りとなったガスリーは同年の終盤戦ブラジルGPで初の2位表彰台に上がると、チーム名がアルファタウリに変わった2020年のイタリアGPではF1キャリア初の優勝を果たす。

2021年は同僚に角田裕毅が加わったこともあり、それ以降は日本でもガスリーの存在は今まで以上に注目されていた。だが結果としてガスリー＆角田のセットは2021年、2022年の2シーズンのみで終えんを迎えることとなってしまった。

アルファタウリは角田裕毅の来季残留を9月22日に発表。そして、同じく8日にアルファタウリは来季のドライバーにニック・デ・フリースを起用すると公表。これで来季角田と組むのは、オランダ人ドライバーとなった。

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