セルジオ・ペレスが今季総合2位に照準「ワン・ツーを確保することが重要」レッドブル初の選手権1－2なるか｜F1

今季残り2レースとなり、レッドブルのセルジオ・ペレスがドライバーズランキング2位、すなわち今季のレッドブル総合ワン・ツーに意欲を示した。

第18戦日本GPでマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得し、続く第19戦アメリカGPでレッドブルは今季のコンストラクターズタイトルを確定させた。すでにチャンピオンシップはレッドブルのWタイトルが決まっている状況だが、第21戦サンパウロGPを前にメキシコ人ドライバーは、総合2位確保に向けて並々ならぬ意欲を示した。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。

「今季最後の2レースに挑む。すべてを手に入れたような気分でもあるね。ただ、僕らはコンストラクターズチャンピオンを確定させたかもしれないが、チームとしても、そして僕個人としても、ドライバーズランキングではワン・ツーを確保することが重要だと思っている」

「これから挑むサンパウロGPではスプリントレースを含め、すべてのレースで可能な限りの成果を手にしたい。そのためにも意欲を維持して、常に戦い続ける必要があるね」

「特に土曜日のスプリントレースはポイントを手にするチャンスでもあるので、金曜の朝から良い形でフリープラクティスを終えたいね。それからすぐさま予選に入るし、少しでも前のグリッドを確保したいよ」

「今週末すべてをうまくまとめることができたら、きっと最高の結果に近づけるはずだ。今シーズン、僕らは信じられない1年を送った。それを最後までしっかり継続させたい。勝つための条件は整っているんだ」

すでに今季は20レースを終え、14勝をマークした僚友フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得。そして単独の年間最多勝という前人未到の記録も樹立している。

セバスチャン・ベッテルがドライバーズタイトル4連覇を果たした2010年～2013年は、僚友マーク・ウェバーが総合2位に入ったことがないため、レッドブルのドライバーズランキング1－2はまだ実現したことがない。レッドブルとしてはドライバーズ選手権ワン・ツーが悲願となっている。

現在選手権3位のシャルル・ルクレール（275ポイント）とは5ポイント差を付け、総合2位のペレス（280ポイント）。サンパウロGPとアブダビGPの残り2レースではフェラーリ勢よりも前でフィニッシュし、選手権1－2を手繰り寄せたいところだ。そのためには終盤戦に入り上り調子のメルセデス勢を、どう抑えるかも重要なポイントとなる。

残り2レースでは、すでに2連覇を確定させているフェルスタッペンが新記録の年間15勝を狙いにいくのか、それともドライバーズ1－2確保のためにペレスの援護射撃に回るのか、レッドブルの立ち回りにも注目したい。

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