2022年も3レースでスプリント予選を実施…1位には8ポイントと配点を変更＆PP記録は金曜の公式予選最速ドライバーに｜F1

F1は2022年シーズン中、エミリア・ロマーニャGP、オーストリアGP、サンパウロGPの3レースでスプリント予選レースを行うと公表した。また、今季は配点も変わり、昨季は1～3位までだったポイントが、1位～8位までに拡大している。

2021年に初めて導入されたスプリント予選レースは、現地時間土曜日の午後に設定され、決勝のグリッド順を決める公式セッションとなっている。昨季はイギリスGP、イタリアGP、サンパウロGPの3レースで行われ、1位に3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントが加算された。

今季実施されるスプリント予選について『F1』公式は第11戦オーストリアGP（7月9日スプリント予選／10日決勝）、第16戦イタリアGP（9月10日スプリント予選／11日決勝）、第22戦サンパウロGP（11月12日スプリント予選／13日決勝）の3レースで行うと公式発表している。

また、配点も大きく変わり、スプリント予選の1位には8ポイントが与えられ、2位7ポイント、3位6ポイントとなり、以下8位のドライバーには1ポイントと、上位8名までがポイント加点対象となる。

そしてポールポジションの定義についても、スプリント予選のトップがポールポジションではなく、スプリント予選のグリッド順を決める金曜の公式予選結果が記録上のポールポジションになると説明している。

昨季より導入されたスプリント予選レースは短時間で決勝の1／3ほど（100km）の周回数でポジションを争うレースとなっており、ピットインやタイヤ交換の義務がないため、一度のミスで大きくポジションを下げてしまうリスクが高い。

また、予選とスプリント予選の間に予定されている土曜昼のフリー走行2回目が、マシンに手を加えることが困難になる側面も。さらに金曜の公式予選までに十分な走行機会がない、各セッションにおけるデータ収集が進まないなど、デメリットの部分もクローズアップされていた。

2021年シーズン、週末を通して白熱した展開を創出するため、3レースのみ試験的に導入されたスプリント予選レース。結果として2022年シーズンも3レース行う見通しとなり、ポイント獲得範囲も3位までから8位までに拡大。それだけにシーズンのポイント争いという点で、今季はスプリント予選での結果もドライバーズランキングに大きく影響することとなりそうだ。

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