中野信治氏、松下信治氏、笹原右京氏らが”チーム内の激しい競争”に注目…松下氏が間近に見た「古いタイプのドライバー」ラッセルの素顔とは？｜WEDNESDAY F1 TIME

レーシングドライバーの中野信治氏、松下信治氏、笹原右京氏が、2023シーズンのF1開幕を前に、それぞれの注目チームを挙げている。

今季より複数のチームで、ドライバーの顔ぶれが変わった。現時点でどのチームが最も気になるのかを番組MCのサッシャ氏に尋ねられた笹原氏は「一番気になるのはアルピーヌの2人（エステバン・オコンとピエール・ガスリー）ですね。仲が良いとは思えないですけど……」と発言。するとガスリーとも同一コンペティションで戦ってきた松下氏は間髪入れず「いや、仲悪いよ」とツッコミを入れている。

笹原氏「シングルシーターでチームメイトにいて、バチバチ戦って、競い合う姿が見られると、見ている方としては楽しい。ただ（2人を）まとめる側としてはすごい大変なんじゃないかと思います」

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そして中野氏は「やっぱり（ジョージ）ラッセルと（ルイス）ハミルトン。ここが2年目になり、お互いに本当の姿が見られる。（内面が）出てくるんじゃないかと思う」と、メルセデスを要注目チームに挙げた。

MCのサッシャ氏もメルセデスのチーム状況を気にかけており「ラッセルも“昨年僕がハミルトンよりポイントを多く取ったことを覚えている人なんていないんだ”と言っていた。つまり、昨年成し遂げたことは何にもなっていないと。勝つには勝ったけど（※昨季サンパウロGPでラッセルがF1初勝利）。だから、もっと圧倒しないとハミルトン時代を終わらせることができないと思っているはず」と同意している。

中野氏「みんなもそういう印象を受けたと思う。やっぱりハミルトンは速いな、というところまで盛り返した。上げてきたんですよね。昨季はラッセルが活躍していたんだけど、結果的になんとなくこう（印象が）薄まってしまった。ラッセルは相当、今年は集中していくんじゃないか。地が出るんじゃないかな」

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すると中野氏は「ラッセルと一緒に走っていたよね？」と松下氏に英国人ドライバーの印象を聞いた。松下氏は「古いタイプのドライバー」と間近に見たラッセルについて明かしている。

「古いタイプというか、1980年代～1990年代のドライバーって“俺は明日にでも死んでしまうかもしれない”という感覚でレースをしていたと思うんです。そういう感じで（ラッセルは）インタビューを受けていた」

「僕らは“1コーナーがこう難しくて”とか話すんですけど、ラッセルはいかに僕たちがすごい逸材なのか、という感じでしゃべっていた。命懸けでやっているんだよ、って感じでした。でもメチャメチャ速かったですね」

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笹原氏はレッドブルに着目し「一見、昨シーズンは始まりから中盤ぐらいまで（マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス）2人は仲良さそうというか、うまくやっていたように見えたんですけど。ブラジルで関係が……（※すでに年間王者を決めていたフェルスタッペンに対し、チームは“後ろを走るペレスにP6を譲ってほしい”と無線で相談。それをフェルスタッペンは断固拒否した）。それがあったんで、踏まえての今年となると、チームとしてうまくいかないようにも見える」とチャンピオンチームの状況を憂慮している。

今季のプレシーズンテストを前に、現状は今季の勢力図はまだ不明瞭な状況となっている。だが3者が語ったとおり、今季もドライバー間の激しいライバル対決は、大いにF1を盛り上げることになりそうだ。

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【公式セッション情報】
F1  バーレーン・プレシーズンテスト※時刻は日本時間
2月23日（木）前半16:00～20:15 後半21:15～25:30
2月24日（金）前半16:00～20:15 後半21:15～25:30
2月25日（土）前半16:00～20:15 後半21:15～25:30

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