角田裕毅「初めて少し座り込んだ」タフなレースのジェッダは激しく消耗…第3戦に向け「今度こそポイントを取りたい」｜WEDNESDAY F1 TIME

アルファタウリの角田裕毅が第3戦オーストラリアGPに向けて意気込みを示した。

角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #6』に、現地メルボルンからリモートインタビューで出演。師である中野信治氏がインタビュアーを行った。

中野氏が「ジェッダではすごく良いレースをしていた。裕毅的にはどんな印象だった？」と聞くと、角田は「フィジカル面で本当にタフだった」と発言。消耗が激しかったとサウジアラビアGPを振り返っている。

「デグラデーションがハードタイヤはなかったので、走れば走るほどタイムも上がっていって、本当に毎周プッシュみたいな感じで走っていた」

「サウジアラビアは高速コーナーが多いですし、暑いですし。さらに後ろ（ケビン・マグヌッセン）からのプレッシャーもずっとあったので。3～4回オーバーテイクのチャレンジをしてきたので、そこでまず普段だったら3回目ぐらいでタイヤがタレてくる。ですけどそれも全然タレずにずっとチャレンジしてきた」

「ちょっと予想外だった部分もあるし、裏を返せば向こうのほうが全然ペースはあるなと思った。それをできるだけセクター1の高速セクションで少し離せたので、毎回猛プッシュだった。できるだけ離して、の繰り返しだった」

中野氏は「クルマの状況を見ながら冷静に走っていて見事だった。終わった後の表情はもう出し尽くしたのが画面から伝わってきていた。休む時間がないと相当きついと思う」と語り、角田の頑張りを労った。

角田本人としても第2戦の消耗はかなりのもので「（レース直後は）体重を測定してそのインタビューのところに行くんですけど、その前に少し自分を落ち着かせた。初めて少し座り込みましたね」と明かしている。

次戦オーストラリアGPに向けては「オーストラリアは2回目のコースなので、油断せずいつも通り、少しずつビルドアップしていきたい」と意気込みを示している。

「アップグレードも予定しているので、アップグレードの感触を自分でつかむことも大事ですけど、チームにフィードバックを事細かくするのが、フリープラクティスの目標です」

「予選、決勝は自分のすべてを出すしかないので。もちろん予選Q3をまずは目指したい。クルマのポテンシャルがあってもなくても、自分の100パーセントのパフォーマンスを出せたらな、と思っている。もちろん決勝でもポイントのチャンスが巡ってきたら、過去2戦の反省点を生かして、今回こそポイントを取りたい。自分としても満足できるようなレースがしたい」

今季は開幕から2レース連続で11位フィニッシュ。アルファタウリのAT04は過去2シーズンと比べてもポテンシャル的に劣勢となっており、角田が最大限のプッシュをしても入賞に手が届かないのが実情だ。

果たして第3戦オーストラリアGPでは、待望の今季初入賞を果たせるのか。今レースで投入されるアップデートがどこまで効果的なのか要注目となる。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？