「ユウキは2025年レッドブルに乗る準備が整うと思う」角田裕毅をアルファタウリ代表が高く評価…ホンダRBPT最終年の角田レッドブル昇格を示唆｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト代表が角田裕毅について言及している。F1での3シーズン目を迎え、奮闘している日本人ドライバーに対して「正しい軌道に乗っている。2025年にレッドブルに乗る準備が整うと思う」と語った。

2021年にアルファタウリでF1デビューを飾った角田は、1年目は32ポイントで総合14位。僚友ピエール・ガスリーは110ポイントで総合9位と、先輩ガスリーに大きく差をつけられる内容となった。

2年目の2022年はAT03のポテンシャルが前年より低下という問題もあったが、ガスリー23ポイント（14位）、角田12ポイント（17位）という結果に終わっている。

そして今季はガスリーが去ったこともあり、古株の角田が実質チームをけん引する立場に。だがAT04は中団争いでも劣勢状態となっており、開幕戦から11位、11位と続き、第3戦のオーストラリアGPで角田は待望の10位入賞を果たした。3レースいずれも猛プッシュをかけた上での、ようやくの今季初入賞となっている。

角田を間近に見ているトスト代表は、3年目を迎えている教え子に対し最大級の賛辞を贈った。ドイツ『Sport1』に対してこう語っている。

「今、私が言えることはユウキは正しい軌道に乗っているということだ。あらゆる面で改善されている」

「彼は2024年も引き続きアルファタウリでドライブすることになると思うし、そうすべきだと思っている」

「おそらくユウキは2025年レッドブルに乗る準備が整うと思うよ。セルジオ・ペレスはレッドブルとの契約を2024年まで結んでいるからね」

戦闘力が不足している状況ながら、AT04でできる限りの成果を残している角田については「ユウキの仕事にとても満足している。今のところチームとしてうまくいっていないのは彼のせいではない。もっと競争力のあるマシンを提供したかった」と理解を示した。

一方で今季より新加入のニック・デ・フリースについては「ニックはルーキーであり、時間がまだ必要だと思う。ただ、現時点では十分に期待していたとおりの走りを見せているよ」と、労いながらも今後の頑張りに期待を寄せた。

トスト代表は以前から「F1で力を発揮するには3シーズン必要」と公言していた。その3年目を迎えた角田は、開幕3戦消化時点ながら、トラック上で存在感を示している。

旧トロロッソ時代より同チームで結果を残したドライバーは、姉妹チームのレッドブルに昇格するのが慣例となっている。だがペレスはすでに2024年まで契約を締結していることから、レッドブルのレギュラーシートは2025年まで事実上空きがない。

ホンダが協力しているレッドブルパワートレインズは2025年まで関係が続き、2026年からはフォード・レッドブルパワートレインズになることがすでに発表されている。

レッドブルとホンダの協力関係が終了となる2025年に、角田はレッドブルのレギュラードライバーとなれるのか。ヘルムート・マルコ博士やクリスチャン・ホーナー代表の判断によるところが大きいものの、トスト代表は角田について、将来的なレッドブル昇格が相応だと高く評価しているようだ。

関連記事

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？