ガスリーが去ったことで角田裕毅は大きく進歩？F1現場の識者は「プロスポーツマンとして大きく成長した」と指摘｜F1

『F1』の会見や配信番組などで司会を務めるトム・クラークソン氏が、角田裕毅について言及している。

クラークソン氏は『F1』の『公式ポッドキャスト』を通じて「私はユウキ・ツノダの大ファンなんだ。彼は今年、本当に大きく成長したと思うよ」と日本人ドライバーの変化を口にした。

「まず彼は素晴らしいレーシングドライバーであると言っておきたい。そして、そのキャラクターもかなり進化してきたと思う」

「今年のユウキを見ていると、何かF1における大きな目的を見据えているような気がするよ。まるでオフシーズンに何かリセットされたみたいだ」

クラークソン氏は「ピエール・ガスリーはユウキにとって気が散るような存在だったのかな？今年のユウキはプロスポーツマンとして大きく成長したような気がする」と発言。昨季までの僚友ガスリーと角田の仲の良さは知られていたが、盟友がいなくなったことで、変化があったとの機微を察している。

「ユウキは自分自身にいくつかの目標を設定しているようだ。彼はもはやF1にいるだけでOKとは思っていない。F1で何かを達成したいと考えているし、実際に仕事をやってのけている。人間としてもレーシングドライバーとしても成長したと思う」

今季、F1で3年目を迎えている角田は、ガスリーが去ったことでアルファタウリでは古株に。2019年のF2王者であり、5歳年上のニック・デ・フリースが新たな僚友となり、当初はデ・フリースへの躍進を期待する声も多かったが、ここまで角田はチームのけん引役として存在感を示している。

F1の現場で各ドライバーを間近に見ているクラークソン氏からしても、角田の成長ぶりは目を見張るものがあったようだ。

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