フェルスタッペンがオーストリアGPで今季6度目PP！フェラーリ2－3、ペレスは昨季と同様にQ2タイム抹消…角田裕毅Q1敗退16番手｜F1

2023年のF1第10戦、オーストリアGP予選が現地時間6月30日行われた。

現地シュピールベルクはFP、F2予選から引き続き晴れ、ドライコンディションとなる。

レッドブルリンクはコースが短く、トラフィックが高確率で発生することから18分間の予選Q1が始まるとともに各マシンは積極的にトラックへと出てタイムを出しにいった。

15台のマシンがタイムを出した後、バルテリ・ボッタスがターン1でスピンし、そのままマシンストップ。Q1は残り12分で赤旗中断となった。ここで4名のドライバーがトラックリミット違反となり、タイム抹消。有効タイムは11人までとなった。

現地時間17:12よりセッション再開となり、ここから各チームはクリアラップを取るため、要注意しながらアタックに入るタイミングを見計らう。角田裕毅は残り6分時点で8番手タイムをマークした。

残り3分で各ドライバーはラストアタックへと入っていった。セクター2～3にかけてトラフィックが発生する難しい状況に。角田はラストアタックで残り6分時点のベストタイムを更新できず、ボッタスに0.021秒届かず16番手となった。

Q1脱落は角田のほか、チョウ・グァンユ、ローガン・サージェント、ケビン・マグヌッセン、ニック・デ・フリースの5人となる。なお、トップのマックス・フェルスタッペンは1:05.116で、20番手のデ・フリースは1:05.974。20人のドライバーが1秒以内でタイムを競うという大混戦だった。

続く予選Q2もトラックリミット違反でのタイム取り消しが多発する中、セルジオ・ペレスも1分4秒台のベストラップが抹消となる。再度アタックラップに出ることもできず、ペレスは昨季に続いて2年連続でのオーストリアGP予選Q2のコース逸脱、タイム取り消しとなった。そして直近4レース連続でQ3進出を逸するという厳しい状況となっている。

Q2敗退はジョージ・ラッセル、エステバン・オコン、オスカー・ピアストリ、ボッタス、ペレスの5人だった。

Q3に入るとトラフィックはほとんどなくなった一方で、各ドライバーはトラックリミット違反をしないよう、ターン9～10での攻め方が大きなポイントとなる。

マックス・フェルスタッペンが早々に1:04.503を叩き出し、トップタイムをマーク。ラストアタックでもさらにタイムを短縮し、1:04.391まで更新して4戦連続、今季6度目のポールポジションを獲得した。日曜日の決勝ではトップスタートとなる。

2番手は0.048秒及ばずチャールズ・ルクレール。3番手カルロス・サインツでフェラーリ勢が2－3となった。

4番手ランド・ノリス、5番手ルイス・ハミルトン、6番手ランス・ストロール、7番手フェルナンド・アロンソ、8番手ニコ・ヒュルケンベルグ、9番手ピエール・ガスリー、10番手アレクサンダー・アルボンというトップ10の並びになった。

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