2023年のF1第11戦、イギリスGP決勝が現地時間9日行われた。
現地シルバーストンは曇りながら、F2のレース2から引き続きドライコンディションとなる。決勝では14人がミディアムを第1スティントに選んだ。ソフトは4人、ハードが2人。トップ10ではジョージ・ラッセルだけがユーズドのソフトで、それ以外9人がミディアム。後方では16番グリッドの角田裕毅がソフトをチョイスしている。
レースがブラックアウトとなり、2番グリッドのランド・ノリスがトップでターン1へと飛び込む。ノリスがトップでマックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリ、チャールズ・ルクレール、ラッセルの順番で2周目に入った。角田裕毅はソフトの特性を生かして3台抜き、13番手まで順位を押し上げてオープニングラップを終えた。
ノリスは5/52周目までレースを先導するも、フェルスタッペンが5周目の途中でノリスをパスしてトップに浮上。フェルスタッペンがラップリーダーとなり、ノリス&ピアストリのマクラーレン勢が後ろに続く。4番手ルクレールは前のマクラーレン勢に比べてペースが伸びず、7周目にはその差が2.5秒まで広がった。
15/52周目に角田はピットインを行ってソフトからハードにつなぎ、第2スティントに入った。
トップのフェルスタッペンは16周目には2番手ノリスとの差を3.5秒まで離す。ノリス、ピアストリと続き、4番手ルクレールはマクラーレン勢の4秒後ろとなる。19周目に入るタイミングでルクレールはピットに入り、ミディアムからハードにつないだ。
レース中盤の28周目あたりからピットに入るマシンが増えてくる。
33/52周目、ケビン・マグヌッセンのマシンから火が出て、ターン5~6の間でマシンストップ。レースはこれでバーチャルセーフティーカーになる。ここでタイヤ未交換組はこぞってピットに入り、ルクレール、角田、ニック・デ・フリースなども2度目のタイヤ交換を行った。VSCからセーフティーカーへと切り替わり、これで各マシンの間隔が一気に詰まる状況となった。
トップはフェルスタッペンで、2番手ノリス、3番手ハミルトン、以下ピアストリ、ラッセル、アロンソ、サインツ、ペレスという並びになる。マクラーレン勢&サインツはハード、ラッセルはミディアムでそれ以外の上位勢は全員ソフトと、コンパウンドはバラバラながら、それぞれがフレッシュなタイヤで勝負を決することになった。角田は15番手で、前のバルテリ・ボッタスを追う流れとなる。
セーフティーカーの介入が長く、残り14ラップとなる39/52周目からレース再開となる。ローリングスタート後はフェルスタッペンが2番手ノリスを突き放していき、そこからファステストラップを連発し、再び独走状態となる。
フェラーリ勢ミディアムのルクレール、ハードのサインツはペースが上がらず、アレクサンダー・アルボンにオーバーテイクを許す状況に。ピエール・ガスリーにも迫られたが、ガスリーはランス・ストロールに当てられサスペンションを破損し、マシントラブルで46周目にリタイアを余儀なくされている。
一方でハードのノリスはレースペースが良く、3番手ハミルトンに何度か迫られたが2番手を譲らず。終盤にはハミルトンとの差を約3秒まで突き放した。
結局フェルスタッペンがそのままトップチェッカーを受け、今季8勝目をマークした。2位は3.7秒差でノリスとなり、今季初表彰台。3位ハミルトンは今季4度目の表彰台となっている。
SC前のタイヤ交換で損をした形になったルーキーのピアストリだったが、それでも4位フィニッシュ。これでマクラーレン勢は2-4フィニッシュとなった。マクラーレンは開幕からの9レースで29ポイントしか手にしていなかったが、お膝元イギリスGPだけでそれを上回る30ポイントを積み上げている。
5位ラッセル、6位ペレス、7位アロンソ、8位アルボン、9位ルクレール、10位サインツまでが入賞となった。
角田は最後のスティントでニコ・ヒュルケンベルグ、チョウ・グァンユに抜かれ、16番手でのフィニッシュとなっている。僚友デ・フリースは17位となり、ファイナルラップまで周回したドライバーの中で、アルファタウリ勢は16-17の最後尾となった(※ガスリーは18位完走扱い)。
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月3日(金) ~4日(土) | 3月5日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月17日(金) ~18日(土) | 3月19日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月31日(金) ~ 4月1日(土) | 4月2日(日) |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4月28日(金) ~ 29日(土) | 4月30日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月5日(金) ~ 6日(土) | 5月7日(日) |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月19日(金) ~ 20日(土) | 5月21日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月26日(金) ~ 27日(土) | 5月28日(日) |
第8戦 | スペインGP | 6月2日(金) ~ 3日(土) | 6月4日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月16日(金) ~ 17日(土) | 6月18日(日) |
第10戦 | オーストリアGP | 6月30日(金) ~ 7月1日(土) | 7月2日(日) |
第11戦 | イギリスGP | 7月7日(金) ~ 8日(土) | 7月9日(日) |
第12戦 | ハンガリーGP | 7月21日(金) ~ 22日(土) | 7月23日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月28日(金) ~ 29日(土) | 7月30日(日) |
第14戦 | オランダGP | 8月25日(金) ~ 26日(土) | 8月27日(日) |
第15戦 | イタリアGP | 9月1日(金) ~ 2日(土) | 9月3日(日) |
第16戦 | シンガポールGP | 9月15日(金) ~ 16日(土) | 9月17日(日) |
第17戦 | 日本GP | 9月22日(金) ~ 23日(土) | 9月24日(日) |
第18戦 | カタールGP | 10月6日(金) ~ 7日(土) | 10月8日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月20日(金) ~ 21日(土) | 10月22日(日) |
第20戦 | メキシコシティGP | 10月27日(金) ~ 28日(土) | 10月29日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月3日(金) ~ 4日(土) | 11月5日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月16日(木) ~ 17日(金) | 11月18日(土) |
第23戦 | アブダビGP | 11月24日(金) ~ 25日(土) | 11月26日(日) |