「とにかく楽しんでレースをしたい」リカルドがアルファタウリでのリスタートに意気込む「ハンガロリンクのカギはリズムに乗ること」｜F1

アルファタウリに加わったダニエル・リカルドが、次戦ハンガリーGPに向けて意気込みを示している。

現在のアルファタウリ前身であるトロロッソ時代、2012年～2013年に在籍したリカルドにとっては10年ぶりの古巣帰還ということにもなるが、リカルドは「戻って来られて嬉しい」と、チーム公式メディアを通じて、よく知る新天地について語った。

「まずは、自分にとってこのチームに戻って来られて嬉しいよ。レッドブルファミリーにとっていつもそうであるように、いつコールが来ても良いように、準備はしっかりしておかなければならないからね」

「実際にその電話が来たとき、僕は迷わずこのチャンスに飛びついたよ。それからアルファタウリへの移行は順調に進んだ」

「先日、僕はファエンツァ（アルファタウリの本拠地）に戻ってきた。10年前に僕が在籍していたときとはファクトリーが大きく変わっていたけれど、それでも懐かしい顔がたくさんあった。次のレースに備えるまでの期間、まるで家にいるかのように感じていたよ」

リカルドは2022年限りでマクラーレンを離脱し、実戦より遠ざかっている。そして先日、レッドブルのサードドライバーとして、シルバーストンのタイヤテストに参加し実車に乗ったフィーリングは健在だったと口にした。

「先週はシルバーストンでのタイヤテストに、レッドブル（RB19）のマシンで走行した。自分にとっては久しぶりのF1マシンでも、すべてが普通であるかのように感じられたんだ」

「アルファタウリのクルマに乗っても、きっと同様の印象になるだろう。自分としてはしっかりとマシンを走らせ、懸命に仕事をしていくつもりだ」

「バランスが取れているクルマなら開発もある程度しやすいかもしれないけど、おそらく飛び込んですぐのスタートはチャレンジになるだろうね。現時点でクルマの特性に先入観は持ちたくないけど。ただ、この機会をとても楽しみにしているよ」

「自分の経験がマシンの開発に活かされることを楽しみにしている。そして最終的にはブダペストでとにかく楽しんでレースをしたい。左足よりも右足（アクセルペダル）を多く使って、楽しい時間を過ごせると良いね！」

「ハンガロリンクのカギは、リズムに乗ること。多くのコーナーをリズム良く攻めていくことであり、クルマのバランスが取れていれば、本当に楽しい時間になると思う」

アルファタウリは次戦ハンガリーGPにも新しいアップグレード要素を持ち込む予定とのこと。角田裕毅＆リカルドの2人は、AT04のポテンシャルアップに向けてどのような週末を過ごすのか要注目となる。

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