リカルド「クルマを早く学習できた」AT04で最初の予選からQ2進出＆僚友角田裕毅を上回る…8カ月ぶりの実戦ながら進歩を実感｜F1

2023年のF1第12戦、ハンガリーGP予選を終え、アルファタウリのダニエル・リカルドが土曜日のセッションを振り返った。

今回ハンガリーGPの予選は、Q1でハード、Q2でミディアム、Q3でソフトを装着するという規定に。

アルファタウリに加入したリカルドにとって、今回のハンガリーGP予選は8カ月ぶり、実戦復帰後初の予選セッションとなる。そんな中でリカルドはQ1の最後、ベストタイムを更新して15番手に入った。一方で、僚友の角田裕毅は最後のアタックラップでタイムが伸びず、Q1敗退の17番グリッドとなった。リカルドはミディアムのQ2でもタイムを短縮し、Q3進出は逸したものの13番グリッドを獲得している。

復帰初戦でいきなり僚友角田を上回ったリカルド。本人はチーム公式メディアを通じて「この2日間で良い進歩があり、比較的早く学習できた」と発言。AT04への順応がうまくいっている手応えを口にした。

「自分にとって重要なことはステアリングを握って、今一度良いフィーリングを感じながら、クルマを学習していくことだった」

「この2日間で良い進歩があり、比較的クルマを早く学習することができたと感じている。まだまだ進歩することができていると思うし、とてもハッピーだよ」

予選でQ2進出13番手となったことについては「予選で競争力を発揮できて嬉しかった」と率直に述べている。

「金曜はウェットコンディションになったり、予選では使用するタイヤのコンパウンドがセッションごとにバラバラだったこともあり、簡単な週末とは言えなかったと思う」

前身のトロロッソ時代から、10年ぶりの古巣復帰となったリカルド。アルファタウリに加入して最初の予選から存在感を示した34歳のオーストラリア人ドライバーは、笑顔を見せながら決勝へ意欲を示した。

「レースに対して違和感を感じるようなことはないだろう。自分としては実戦から遠ざかっていたのは半年（約8カ月）だけだし、明日の決勝はきっと楽しいだろうね。もちろんレース中はこのクルマで何ができるのか、試してみるつもりだ」

日曜日は13番グリッドからリカルドがどのようなレースを見せるのか。決勝でもその走りは要注目となる。

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