リアム・ローソン、次戦イタリアGPも参戦確定…その後は「リカルドが完全に治るまで」アルファタウリが正式発表｜F1

アルファタウリF1チームは現地時間28日、次戦イタリアGP（9月3日決勝）も角田裕毅＆リアム・ローソンのドライバーセットで挑むことを公表した。

チームは次のような声明を発表している。

「ダニエル（リカルド）は左手の手術が成功した。現在は回復に向かっているとの報告を受けている。そのことを嬉しく思います」

「我々は彼が少しでも早くサーキットへと戻ってきて、再び会えることを願っています。ですが、ダニエルが完全に治るまで、リアム・ローソンが出走することとなった」

「ザントフォールトではとても難しいコンディションでの走行となりましたが、リアムは良い仕事をした。今週末、ホームレースのモンツァでは引き続きユウキと一緒に走ることになる」

オランダGPのFP2では、オスカー・ピアストリがターン3でスピン。ダニエル・リカルドはストップしているピアストリを避けるため、バリアにマシンを突っ込ませる形で衝突を回避した。だがリカルドは最後までステアリングに手をかけていたことから、左手にダメージを受け、左の中手骨を骨折した。そしてリカルドは27日、スペインのバルセロナで金属のボルトを埋め込む手術を受けている。

執刀したグザビエ・ミール医師は、今年2月に自転車事故で骨折したランス・ストロールの手術を担当した。そのほか、MotoGPのマルク・マルケス、アレックス・リンスのプレート埋め込み手術を行ったことでも知られている。

Red Bull Content Pool

リカルドの代役として、オランダGPでローソンは待望のF1デビューを果たす。土曜日のFP3からの参戦となり、十分に走行時間がなかった状態ながら、決勝では19番グリッドからスタート。度重なる雨で路面コンディションが変わる難しい状況下、デビュー戦で13位フィニッシュを果たしている。

F1はここから第15戦イタリアGP（9月3日決勝）、第16戦シンガポールGP（9月17日決勝）、第17戦日本GP（9月24日決勝）、第18戦カタールGP（10月8日決勝）と、モンツァの後はアジアラウンドへと突入する。

リカルドの復帰時期はまだ明確になっていないが、しっかり回復するまでは引き続きローソンがAT04を駆ることが確定となった。

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