2023年のF1第17戦、日本GP決勝が24日行われた。
現地鈴鹿は土曜日から引き続き雨が降らず、晴天のまま決勝のスタート時刻を迎えた。タイヤはトップ1~8までがミディアム、9番グリッドの角田裕毅はソフトを選んでいる。
レースがブラックアウトとなり、10番グリッドのフェルナンド・アロンソが抜群のスタートを見せる。ターン1にはマックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリの順で入っていった。
後方ではバルテリ・ボッタスとアレクサンダー・アルボンが接触し、コース上にパーツが飛ぶ。これでレースはイエローフラッグからのセーフティーカー導入となった。
角田は僚友リアム・ローソンに前へと出られてしまい、そこでSCとなったため11番手だったが、セルジオ・ペレスがピットインしたために10番手で隊列に入っている。
セーフティーカーエンドとなり、5/53周目よりローリングスタートでレース再開となった。ここから7-8のメルセデス勢2人がチームメイト同士ながら激しい接近戦を繰り広げ、その後方からローソンが狙うという展開になる。バルテリ・ボッタスはヘアピンでローガン・サージェントと接触してスピン。その後、ピットまで戻って一度ピットアウトするも、結局リタイアを余儀なくされている。
トップのフェルスタッペンは快調なペースで周回し、後ろのノリスとの差を広げていく。角田は10/53周目にピットへと入り、ミディアムの第2スティントにつないでいる。
僚友ローソンも次の周、ソフトからミディアムにつないだものの、角田はピットアウト後のペースが良かったこともあり、ローソンの前に躍り出ている。12周時点で角田15番手、ローソン16番手となっている。
12周目のヘアピンでは、ペレスとケビン・マグヌッセンが接触。これでペレスはフロントウイングにダメージを受け、2度目のピットインを余儀なくされている。
このあとレースはバーチャルセーフティーカーとなり、上位勢の中ではピアストリがここでピットイン。それ以外はステイアウトとなった。
15周目にVSC終了となり、その後17周目にフェルスタッペンはピットイン。次の周にはノリス、チャールズ・ルクレールなども第2スティントに入った。
ドライ状況の鈴鹿はタイヤのデグラデーションが大きいことから、ドライバーのタイヤ選択によっては、一気にペースが落ちていくマシンも。
第1スティントで粘っていたジョージ・ラッセルは、25/53周目にミディアムからハードにつなぐ。これで全車タイヤ交換義務を消化した状況となる。
26周目時点でトップはフェルスタッペン。2番手は11秒差でピアストリ、3番手はすぐ後ろにノリス、4番手ルクレール、以下カルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、ラッセル、エステバン・オコン、アロンソ、ピエール・ガスリーと続き、角田は11番手。
ローソンは27周目にミディアムからハードに変更し、第3スティントに突入。あとは最後まで走り切る流れになった。角田は31周目にようやくピットインを敢行。ハードの第3スティントとなり、ローソンの6秒後方でトラックへと戻った。
36/53周目あたりから、上位勢でもピットに入るマシンが増えてくる。トップのフェルスタッペンは後方のマクラーレン勢がタイヤを交換し、それを見てから合わせてハードの最終スティントに入った。
ワンストップはラッセルのみ。あとは全員2ストップを終えた状況で、レースは終盤へと入っていった。
43周目、角田は僚友ローソンとの差を1秒以内まで詰め、DRS圏内まで入ってくる。だがここからなかなか抜けない。
1ストップ作戦のラッセルは4番手で粘っていたが、タイヤの差からルクレールに抜かれ、P5に落ちてしまう。ここから後続にも抜かれていった。
トップはフェルスタッペンが独走状態となり、後方に19秒差を付けて今シーズン13勝目をマークした。フェルスタッペンがレッドブルとして26ポイントを獲得し、メルセデス勢の総獲得ポイントより多かったため、今季のコンストラクターズタイトルがレッドブルに決まった。
2位ノリス、3位ピアストリと、マクラーレン勢が表彰台に上がっている。
4位はルクレール、5位ハミルトン、6位サインツと続き、1ストップで粘り続けたラッセルは7位だった。
8位アロンソ、9位オコン、10位ガスリーまでがポイントを手にしている。
角田はローソンのDRS圏内まで迫ったものの、ファイナルラップ直前にはトップのフェルスタッペンが後方から迫ってきたこともあり、ブルーフラッグでプッシュできず、最後までローソンを抜けなかった。11位ローソン、12位角田という結果になり、アルファタウリ勢はあと一歩でポイントを逸している。
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 3月3日(金) ~4日(土) | 3月5日(日) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月17日(金) ~18日(土) | 3月19日(日) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月31日(金) ~ 4月1日(土) | 4月2日(日) |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4月28日(金) ~ 29日(土) | 4月30日(日) |
第5戦 | マイアミGP | 5月5日(金) ~ 6日(土) | 5月7日(日) |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月19日(金) ~ 20日(土) | 5月21日(日) |
第7戦 | モナコGP | 5月26日(金) ~ 27日(土) | 5月28日(日) |
第8戦 | スペインGP | 6月2日(金) ~ 3日(土) | 6月4日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月16日(金) ~ 17日(土) | 6月18日(日) |
第10戦 | オーストリアGP | 6月30日(金) ~ 7月1日(土) | 7月2日(日) |
第11戦 | イギリスGP | 7月7日(金) ~ 8日(土) | 7月9日(日) |
第12戦 | ハンガリーGP | 7月21日(金) ~ 22日(土) | 7月23日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月28日(金) ~ 29日(土) | 7月30日(日) |
第14戦 | オランダGP | 8月25日(金) ~ 26日(土) | 8月27日(日) |
第15戦 | イタリアGP | 9月1日(金) ~ 2日(土) | 9月3日(日) |
第16戦 | シンガポールGP | 9月15日(金) ~ 16日(土) | 9月17日(日) |
第17戦 | 日本GP | 9月22日(金) ~ 23日(土) | 9月24日(日) |
第18戦 | カタールGP | 10月6日(金) ~ 7日(土) | 10月8日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月20日(金) ~ 21日(土) | 10月22日(日) |
第20戦 | メキシコシティGP | 10月27日(金) ~ 28日(土) | 10月29日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月3日(金) ~ 4日(土) | 11月5日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月16日(木) ~ 17日(金) | 11月18日(土) |
第23戦 | アブダビGP | 11月24日(金) ~ 25日(土) | 11月26日(日) |