リカルド、メキシコGP7位入賞を喜ぶ「メルセデスと戦えたのはエキサイティング」P4スタートから老練な戦いでの6ポイント奪取に手応え｜F1

2023年のF1第20戦、メキシコGP決勝を終え、アルファタウリのダニエル・リカルドが7位入賞のレースを振り返った。

今回、リカルドは予選でQ3まで進出し、4番グリッドを獲得。AT04はメキシコシティでのポテンシャルの高さを示す予選結果となった。

決勝でリカルドは序盤、ルイス・ハミルトンから4番手のポジションを長らく死守し、レース中盤からはカルロス・サインツやジョージ・ラッセルと競いつつ6番手に。終盤にはランド・ノリスにかわされP7となった。最後は前のラッセルとの差を詰めるも、わずかに届かず7位フィニッシュとなった。

アルファタウリは角田裕毅が12位となり、リカルドが同レースで今季最上位の7位、6ポイントを持ち帰った。コンストラクターズランキングで最下位を脱し、16点のアルファロメオと並んだものの、この7位が入賞位置で上位となるため、8位アルファタウリ、9位アルファロメオとなっている。

リカルドはレース後「いろんな複雑な感情があり、文句なしに良いというよりは、まずまず良い気分という感じだよ」と振り返っている。

「このトラックはスタートからターン1までがとても長いから、2度もスタンディングスタートするのは息が詰まるようだよ」

「何が起こるかわからない状況下、最初のスタートでは4番手でターン1に入れたし、しばらくP4を守ることもできたので嬉しかった」

「2度目のスタート（赤旗中断後）もあったわけだけど、何より大きなクラッシュだったケビン（マグヌッセン）が怪我をしていないと聞いて、安心したよ」

Red Bull Content Pool

36／71周目のリスタート時にはハードを履いていたことがターニングポイントになったと語った。

「他の選手がミディアムタイヤを選択する中、僕はハードコンパウンドで再スタートした。ポジションを1つ失ってもまだ最良のシナリオのように思えたけど、結果として僕らはうまくいったね。自分たちのリズムで走行しようとして、ランド（ノリス）とは少し競ったけど、結局彼を前へと行かせることにした」

「ランドがジョージ（ラッセル）と競ってくれたら、おそらく自分も前との差を詰めることができると考えていたからね。そして実際にそれは実現した。ただ、ファイナルラップにはジョージにあと一歩まで近付いたけど、残念ながら届かなかったね」

リカルドは「とにかく、レース終盤になってもメルセデスと戦えたのはエキサイティングなことだ」と続け、上位勢と戦えた今回のレース内容がポジティブだったと強調した。

「とても重要な6ポイントを獲得できた良い週末だった。このまま軌道に乗せ続けていきたいね」

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