今季退任のトスト代表「今の我々にはユウキがいる。彼はとても力強くなった」これまでの教え子たちに言及…角田裕毅の成長を称賛｜F1

アルファタウリのフランツ・トスト氏が、これまで指導してきた教え子たちについて言及している。

2023年限りで同チームの代表職を退くトスト氏の言葉を『F1』公式が紹介。トスト氏は「私は若手ドライバーと一緒に仕事をするのが好きなんだ」と語り、これまで間近に見てきたドライバーについて語った。

「ウォルター・レヒナー・レーシング・スクールでチームマネージャーをしてから、私の仕事が始まった。そこには良いドライバーが何人もいてね。彼らを指導し何年も一緒に仕事をすることで、私も多くのことを得た。とても興味深い時間だったよ。若いドライバーをどう教育すべきなのか、より良い知識を得るのに役立った」

「トロロッソとしてチームを始動させ、最初は（ヴィタントニオ）リウッツィと（スコット）スピードでスタートとなった。その後（セバスチャン）ベッテルがチームに加わり、（セバスチャン）ブエミ、（ジャン＝エリック）ベルニュ、（ダニエル）リカルドなど、非常に速いドライバーがたくさんいたよ」

Getty Images

2015年のトロロッソは、現レッドブルのマックス・フェルスタッペンと現フェラーリのカルロス・サインツというラインナップだった。2023年はこの愛弟子2人が22戦中20勝（フェルスタッペン19勝、サインツ1勝）をマークした形になる。トスト氏からしても、この2人の組み合わせはインパクトがあったという。

「もちろんフェルスタッペンとサインツは非常に興味深いドライビングペアだった。2人とも、最初からとてつもない競争力を有していたからね。とても印象的だったよ」

「（ダニール）クビアトも非常に速かったし（ピエール）ガスリーは若くして熟練したドライバーだった。そして今の我々にはユウキ（角田裕毅）がいる。彼はとても力強くなったね。リカルドも高いレベルで戻ってきてくれた」

「私は彼らと一緒に仕事をして、みんながどのように成長するかを見るのが好きだった」

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