2024年のF1第23戦、カタールGP決勝が現地時間1日行われた。
現地ロサイル・インターナショナル・サーキットは気温19℃、路面温度23℃のドライコンディションでレース開始時刻を迎えた。
20名中19人がミディアムを第1スティントに選択。18番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグのみがハードを選んだ。
57周のレースがブラックアウトとなり、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、ジョージ・ラッセル、チャールズ・ルクレールの順番でターン1へと入っていく。後方ではこのターン1でニコ・ヒュルケンベルグがタイヤをロックさせ、エステバン・オコンとフランコ・コラピントを巻き込む形でコースアウト。グラベル上でコラピントとオコンが動けず、レースはオープニングラップ中にセーフティーカーとなった。
他にもターン4ではランス・ストロールがブレーキをロックさせ、アレクサンダー・アルボンに当ててスピンを誘発するというケースも起こっている。
14番グリッドからレーススタートの角田裕毅はSCが出るまでに10番手までジャンプアップ。VCARBとしてポイントで争っているケビン・マグヌッセン、ピエール・ガスリーよりも前に出た。
Red Bull Content Pool
5/57周目からローリングスタートでレース再開となり、このターン1飛び込みでフェルナンド・アロンソをパスしてP9にポジションを上げた。後方ではリアム・ローソンがバルテリ・ボッタスを弾くようにスピンし、最後尾まで順位を下げている。
角田は9番手ながら上位8名は4強が占めており、ルイス・ハミルトンにはペース的についていけないものの、クリーンエアでの走行で戦況を進めることとなった。だが10/57周目のターン1~2でマグヌッセンにパスされ、P10にポジションを落とした。
13周目のターン1ではガスリーにかわされ、角田はポイント圏外のP11に。さらに次の14周にはアロンソ、15周目にはチョウ・グァンユ、20周目にはボッタスにオーバーテイクされ、角田はP14まで後退してしまった。
トップのフェルスタッペンがレースを先導し、20周目には2番手ノリスとの差が1.8秒。この2台だけが1分24秒台を連発しながら、事実上の優勝争いを展開。その5.2秒後方に3番手ジョージ・ラッセルと、上位勢は少し間隔がある状況となった。
24/57周目、ラッセルがピットに入ってミディアムからハードにつないだ。他のドライバーは第1スティントのミディアムで粘り続け、折り返しの29/57周目から徐々にピットへと入っていく流れになった。
ホームストレート上ではアレクサンダー・アルボンのミラーが落ちており、その上をボッタスが通過して破片が散乱。
その影響もあり、34周目の途中にハミルトンは左フロントタイヤがパンクしてしまう。サインツも左フロントのバーストにより、ピットへと入った。この直後、35周目の途中でセーフティーカー導入となる。これで第1スティント組はこぞってピットへと入っていった。
ホームストレート上のデブリ除去により、SCはピットレーン通過とアナウンスされる。SC中の順位はトップがフェルスタッペン。以下ノリス、ルクレール、ピアストリ、ペレス、ガスリー、ラッセル、サインツ、チョウ、アロンソ、マグヌッセンと続き、角田は12番手。ほぼ全車がフレッシュタイヤに切り替えた状況で、隊列が一気に狭まっていく。
セーフティーカーエンディングとなり、残り18周の40/57周目からローリングスタートで再開となる。この再開直前、ペレスはセクター3区間で突如マシントラブルとなり、ストップしてしまう。
再開後にはターン10手前でヒュルケンベルグがスピンからストップし、レースはここでバーチャルセーフティーカーからの再度セーフティーカーとなった。
このタイミングでVCARB勢はダブルピットストップを敢行。角田とローソンはともにミディアム~ハードからソフトへとチェンジし、隊列の最後尾14-15ながら、終盤の追い上げに懸けることに。
Red Bull Content Pool
残り15周の43/57周目からローリングスタートで再開。フェルスタッペン、ノリス、ルクレール、ピアストリと続く。だが2番手ノリスにはイエローフラッグ中に速度違反があったとして、10秒のストップ&ゴーペナルティが科されてしまい、これでノリスは優勝争いから脱落となる。マクラーレンのコンストラクターズタイトル確定もこれで事実上最終戦持ち越しとなった。
後方のVCARB勢はソフトでもペースそのものが上がらず、ノリスとハミルトンがペナルティ消化で後方まで下がり、50周目時点で角田12番手、ローソン13番手となった。
トップのフェルスタッペンは、ノリスがポジションを下げてからクルーズ状態でレースを先導し続け、今季9勝目となる57周目のチェッカーを受けた。
2位は6秒差でルクレールが入り、3位ピアストリまでが表彰台に上がった。
4位ラッセル、そして5位には大幅に順位を上げたガスリーが入った。6位サインツ、7位アロンソ、8位チョウとなり、キックザウバーはここで今季初ポイントとなっている。
9位マグヌッセンと続き、10位にノリス。ノリスはペナルティで不本意なP10となってしまったが、終盤ファステストラップの1点も含めて2ポイントを奪取している。
VCARB勢は最後のソフトチェンジが奏功せず。どのコンパウンドでもレースペースに苦しんだこともあり、角田13位、ローソン14位でフィニッシュしている。
このカタールGPでは首位マクラーレン(640点)よりも2位フェラーリ(619点)のほうが多くポイントを手にしたこともあり、コンストラクターズタイトル決定はアブダビGPまで持ち越しとなった。3位レッドブル(581点)のコンストラクターズタイトルはついえる状況に。
同レースでは5位フィニッシュのガスリーが10ポイントを加えたため、アルピーヌ(59点)はコンストラクターズ6番手を大きく手繰り寄せた。ドライバーズランキングでもガスリー(36点)は角田(30点)を抜いて総合11位に浮上。今回ノーポイントのVCARB角田はドライバーズ&コンストラクターズ争いで両方とも劣勢になっている。
第23戦カタールGP・決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
3/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
6/カルロス・サインツ/フェラーリ
7/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
8/チョウ・グァンユ/キックザウバー
9/ケビン・マグヌッセン/ハース
10/ランド・ノリス/マクラーレン
11/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
12/ルイス・ハミルトン/メルセデス
13/角田裕毅/VCARB
14/リアム・ローソン/VCARB
15/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
-/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
-/セルジオ・ペレス/レッドブル
-/ランス・ストロール/アストンマーティン
-/フランコ・コラピント/ウィリアムズ
-/エステバン・オコン/アルピーヌ
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 2月29日(木) ~3月1日(金) | 3月2日(土) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月7日(木) ~8日(金) | 3月9日(土) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月22日(金) ~ 3月23日(土) | 3月24日(日) |
第4戦 | 日本GP | 4月5日(金) ~ 6日(土) | 4月7日(日) |
第5戦 | 中国GP | 4月19日(金) ~ 20日(土) | 4月21日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月3日(金) ~ 4日(土) | 5月5日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月17日(金) ~ 18日(土) | 5月19日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月24日(金) ~ 25日(土) | 5月26日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月7日(金) ~ 8日(土) | 6月9日(日) |
第10戦 | スペインGP | 6月21日(金) ~ 22日(土) | 6月23日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月28日(金) ~ 29日(土) | 6月30日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月5日(金) ~ 6日(土) | 7月7日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月19日(金) ~ 20日(土) | 7月21日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 7月26日(金) ~ 27日(土) | 7月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月23日(金) ~ 24日(土) | 8月25日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 8月30日(金) ~ 31日(土) | 9月1日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月13日(金) ~ 14日(土) | 9月15日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 9月20日(金) ~ 21日(土) | 9月22日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月18日(金) ~ 19日(土) | 10月20日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月25日(金) ~ 26日(土) | 10月27日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月1日(金) ~ 2日(土) | 11月3日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月21日(木) ~ 22日(金) | 11月23日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月29日(金) ~ 30日(土) | 12月1日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月6日(金) ~ 7日(土) | 12月8日(日) |