2024年のF1最終戦、第24戦アブダビGP決勝が現地時間8日行われた。
現地ヤス・マリーナ・サーキットは日没時間直前で気温27℃、路面温度33℃のドライコンディションでレース開始時刻を迎えた。
20名中19人がミディアムを第1スティントに選択。16番グリッドのルイス・ハミルトンのみがハードを選んだ。
58周のレースがブラックアウトとなりポールスタートのランド・ノリスがトップでターン1に入っていく。
すぐ背後のオスカー・ピアストリとマックス・フェルスタッペンが接触し、両者スピン。11番グリッドの角田裕毅はスタートで出遅れ、一時19番手までポジションを下げた。
ターン6~7ではバルテリ・ボッタスとの接触でセルジオ・ペレスがスピンし、最後尾まで下がっている。
レースはノリス、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリー、ジョージ・ラッセル、ニコ・ヒュルケンベルグ、フェルナンド・アロンソ、ケビン・マグヌッセン、チャールズ・ルクレール、ランス・ストロール、リアム・ローソンの順番で2周目に入った。角田は17番手となっている。
すると2周目の途中、セクター3のターン10でペレスがストップしたため、レースはここでバーチャルセーフティーカーとなる。ペレスは1周目の途中でレースを終えることとなった。
3周目のセクター2途中からVSC終了でレース再開となり、ここから各ポジションで接近戦が繰り広げられる。
フェルスタッペンにはスタート直後ピアストリとの接触を引き起こしたとして、10秒ペナルティが科されている。ボッタスにも10秒加算とのスチュワード裁定になった。
後方19番手スタートだったルクレールは7周目には7番手までポジションを押し上げている。10周目にはアロンソも抜いてP6に浮上。
レースはノリスが先導し、2番手サインツとの差は11周目には3.5秒まで広がった。ノリスはペースコントロールしながら、トップを快走する状況に。
Getty Images
13/58周目あたりから、トラブルのない一部のドライバーたちが最初のピットインを行い始める。この早いタイミングのピットインは2ストップとなる見通し。
21周目にはP4まで浮上したルクレールがピットに入り、ハードに履き替えた。ここから1ストップ作戦組もタイヤ交換を行う流れに。
角田は23/58周目にピットへと入り、ミディアムからハードにつないだ。VCARB勢はミディアムとハードを1セットずつしか持っていないこともあり、角田は何もなければここから最後まで走り切る流れとなる。
その翌周にはリアム・ローソンがピットに入るも、ピットアウト後には左フロントのタイヤがハマっていないと無線で報告。その次の周には再度ピットに入り、ローソンは18番手まで順位を落としてしまった。さらにはアンセーフリリースでのペナルティも科される事態に。
折り返しの29/58周を終えた時点で、まだピットに入っていないのはハードスタートのハミルトンのみ。
この29周目時点でトップはノリスで2秒後方にサインツ、3番手に12秒差でハミルトン、その7秒後方に4番手ルクレールと続いた。
フェルスタッペンは30周目までミディアムで粘ったものの、10秒のピットストップを消化したうえでハードに履き替え、11番手でトラックに復帰した。
この30周目のターン6では、マグヌッセンがボッタスを抜こうとするも、ボッタスがタイヤをロックさせて、アウトから抜こうとしたマグヌッセンと接触し両者スピン。ボッタスはその後ピットまで戻ったが、右フロントアームが破損していることもあり、リタイアを余儀なくされた。
ハミルトンは35周目にピットへと入り、ハードからミディアムに変更。これで全車タイヤ交換義務を終えた。
Red Bull Content Pool
37周目時点でトップはノリス、2番手2.7秒後方にサインツ。その20秒後方に3番手ルクレール、その3秒後方に4番手ラッセルとなり、トップ2であるノリスvsサインツだけが別次元の周回を重ねていく。
角田は残り18周の41/58周時点でP10を走行。後方からは複数ピットストップ組のアロンソとピアストリが迫っているため、角田としては入賞圏内の当落線上で走り続ける状況となる。
46周目に入ると、角田はアロンソとピアストリが背後に付く。だが46周目アロンソに、49周目には粘り続けたもののピアストリにかわされ、角田はP12に下げてしまった。
ファイナルラップに入ったタイミングのターン5立ち上がり、ローソンはマシントラブルでストップするも、退避したこともありセクター2はイエローフラッグからグリーンフラッグに。
Getty Images
結局ノリスがポールトゥフィニッシュで最終レースを制し、今季4勝目となった。マクラーレンが1998年以来、26年ぶりとなるコンストラクターズタイトルを奪取している。
2位には5.8秒差でサインツ、そこから26秒差で3位ルクレールとなった。ルクレールは19番手から表彰台圏内でフィニッシュしたこともあり、ドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。
ハミルトンはファイナルラップのターン9立ち上がりで僚友ラッセルを抜き、4位フィニッシュ。ラッセルはP5でチェッカーを受けた。
6位フェルスタッペン、7位ガスリー、8位ヒュルケンベルグと続き、ガスリーが6ポイントを奪取したため、最後ヒュルケンベルグ(41点)をまくって42点のガスリーがドライバーズランキング10傑に入った。
9位アロンソ、10位ピアストリまでが入賞となっている。
角田は結局P12でのフィニッシュ。スタートの出遅れが大きく響いたものの、粘りの走りを見せて2024年の最終戦を終えた。
第24戦アブダビGP・決勝結果
1/ランド・ノリス/マクラーレン
2/カルロス・サインツ/フェラーリ
3/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
4/ルイス・ハミルトン/メルセデス
5/ジョージ・ラッセル/メルセデス
6/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
7/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
8/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
9/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
10/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
11/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
12/角田裕毅/VCARB
13/チョウ・グァンユ/キックザウバー
14/ランス・ストロール/アストンマーティン
15/ジャック・ドゥーハン/アルピーヌ
16/ケビン・マグヌッセン/ハース
17/リアム・ローソン/VCARB
-/バルテリ・ボッタス/キックザウバー
-/フランコ・コラピント/ウィリアムズ
-/セルジオ・ペレス/レッドブル
DMM×DAZNホーダイなら月々割引&ポイント還元でお得!
(C)DMM.com
DAZNで配信されるプロ野球は、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。
通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)かかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円分お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。
なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。
▶【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | バーレーンGP | 2月29日(木) ~3月1日(金) | 3月2日(土) |
第2戦 | サウジアラビアGP | 3月7日(木) ~8日(金) | 3月9日(土) |
第3戦 | オーストラリアGP | 3月22日(金) ~ 3月23日(土) | 3月24日(日) |
第4戦 | 日本GP | 4月5日(金) ~ 6日(土) | 4月7日(日) |
第5戦 | 中国GP | 4月19日(金) ~ 20日(土) | 4月21日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月3日(金) ~ 4日(土) | 5月5日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月17日(金) ~ 18日(土) | 5月19日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月24日(金) ~ 25日(土) | 5月26日(日) |
第9戦 | カナダGP | 6月7日(金) ~ 8日(土) | 6月9日(日) |
第10戦 | スペインGP | 6月21日(金) ~ 22日(土) | 6月23日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月28日(金) ~ 29日(土) | 6月30日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月5日(金) ~ 6日(土) | 7月7日(日) |
第13戦 | ハンガリーGP | 7月19日(金) ~ 20日(土) | 7月21日(日) |
第14戦 | ベルギーGP | 7月26日(金) ~ 27日(土) | 7月28日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月23日(金) ~ 24日(土) | 8月25日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 8月30日(金) ~ 31日(土) | 9月1日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月13日(金) ~ 14日(土) | 9月15日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 9月20日(金) ~ 21日(土) | 9月22日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月18日(金) ~ 19日(土) | 10月20日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月25日(金) ~ 26日(土) | 10月27日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月1日(金) ~ 2日(土) | 11月3日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月21日(木) ~ 22日(金) | 11月23日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月29日(金) ~ 30日(土) | 12月1日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月6日(金) ~ 7日(土) | 12月8日(日) |