2023シーズンのF1は当初24戦で行われる見通しだったが、新型コロナウイルスの影響で中国GPが見送りとなり、エミリア・ロマーニャGPは豪雨災害により中止に。これで22戦での開催となった。
そして2024年は全24戦で実施される予定。これは過去最多のグランプリ数となる。
F1第17戦アゼルバイジャンGP 概要
モンツァでフェラーリの歓喜を見届けたF1は、欧州での最終戦アゼルバイジャンGPに臨む。
ティフォーシの前で面目躍如の優勝を果たしたフェラーリだが、それ以上に印象的だったのはマクラーレンだ。予選最速でフロント・ローを独占したマクラーレンは、様々な要因が重なった決勝でこそフェラーリに勝ちを譲ったが、イタリアGPで最も速いチームだった。
一方、サマーブレイク前から調子を落としているレッドブルはマックス・フェルスタッペンが6位と、後半戦に入り勢力図は様変わりしている。依然レッドブルはコンストラクターズポイントのボード上では首位に立っているものの、マクラーレンとの差はわずか8ポイント。フェルスタッペンが苦戦しているこの状況でリードを守るためには、セルジオ・ペレスの奮起が欠かせない。ペレスは第5戦中国GP以降表彰台がなくこちらも絶不調だが、過去アゼルバイジャンGPで最多2勝を誇る“キング・オブ・ザ・ストリート”だ。レッドブルをけん引するフェルスタッペンの陰で、今季は思うような結果を残せていないペレスだが、残り8戦で訪れたチーム最大の危機に立ち上がることができるのか注目が集まる。
道幅の狭い旧市街エリアとアクセル全開で駆け抜けるロングストレートという、相反する特性を併せ持つバクー市街地サーキット。波乱必至の世界最速ストリートサーキットで繰り広げられる首位攻防戦は見逃せない。
アゼルバイジャンGPの成り立ち
Getty Images
アゼルバイジャンにF1が初上陸したのは2016年。ロシアとカスピ海に接するこの小国は、産油国として急激な経済発展を遂げ、近代的なビル群と古い城壁都市の建築物が並び立っている。
ヨーロッパからは地理的に近く、新しい国での開催を希望するF1側と、ヨーロッパをはじめ外国からの観光客誘致に取り組む現地の主催者の利害が一致して、グランプリ開催が決定した。初年度は「ヨーロッパGP」の名称で行われ、翌年から「アゼルバイジャンGP」として現在に至っている。
ユニークなコースレイアウトは、数多くのサーキットを手掛けるヘルマン・ティルケが、首都バクー市街地の公道を基に設計。2kmを超える特徴的なストレートを持つ「超高速・市街地サーキット」というこれまでにない、新しいタイプのサーキットを完成させた。
毎年リタイアが多いグランプリとして知られており、意外なドライバーが表彰台に上がるなど、波乱は必至。予想だにしない事象が起こる点も含め、スペクタクルなレースが見られることだろう。
また、2017年のアゼルバイジャンGPスタート以来、カレンダー上では第4戦~第8戦とこれまでは前半戦の一つに設定されていた。だが2024年は第17戦として実施される。秋開催が慣例だった日本GPと入れ替わる形で、後半戦にスライドとなった。カレンダー上では、このアゼルバイジャンGPが欧州ラウンド最終戦という位置づけでもある。
レース開催日程・DAZN配信予定
F1 第17戦 アゼルバイジャンGP / バクー市街地サーキット
日時(日本時間) | 配信内容 | 解説・実況 |
---|---|---|
9月13日(金)18:30~ | フリー走行1回目 | コメンテーター:浅木泰昭 実況:サッシャ |
9月13日(金)22:00~ | フリー走行2回目 | 解説:柴田久仁夫 実況:サッシャ |
9月14日(土)17:30~ | フリー走行3回目 | 解説:田中健一 実況:笹川裕昭 |
9月14日(土)21:00~ | 予選 | 解説:中野信治 実況:サッシャ |
9月15日(日)20:00~(19:20配信開始) | 決勝 | 解説:中野信治 実況:サッシャ |
F2 ラウンド12 アゼルバイジャン・バクー
日時(日本時間) | 配信内容 | 解説・実況 |
---|---|---|
9月13日(金)16:00~ | フリー走行 | 実況:笹川裕昭 |
9月13日(金)20:00~ | 予選 | 実況:笹川裕昭 |
9月14日(土)19:15~ | レース1 | 解説:松下信治 実況:笹川裕昭 |
9月15日(日)16:35~ | レース2 | 解説:松下信治 実況:笹川裕昭 |
サーキット(バクー市街地コース)のレイアウト
DAZN/Getty Images
カスピ海沿いを猛スピードで駆け抜ける2キロ近い超ロングストレートなどの高速エリアと、世界遺産に登録された狭い旧市街地を周る低速エリアを併せ持つ、ユニークな市街地コースだ。レースは51周で決する。
セクター1はストレートと90度コーナーをつないだレイアウト。非常に狭いコース幅とアップダウンのあるテクニカルなセクター2を抜けると、セクター3は曲がりの小さいコーナーがあるものの、ほぼ全域をフルスロットルで走り抜ける。
オーバーテイクポイントはターン1。長いストレートの影響で、ある程度離れていてもスリップストリームが効くこともあり、追いつくことができれば抜き去ることは比較的容易と言える。しかし、ガードレールに囲まれた市街地コースのため、その他のポイントでのオーバーテイクはあまり見られない。
過去のレースを見ると、トップスピード重視のセッティングが有利とされており、やはりエンジンパワーがものをいう。各メーカーによる力比べが見られることだろう。
また、ウォールに囲まれた市街地コースであることから、セーフティーカー導入となる可能性も十分にある。2017年にはセーフティーカーのタイミングで、ルイス・ハミルトンのブレーキングにいら立ったセバスチャン・ベッテルが追突してしまうというアクシデント&心理戦も繰り広げられた。
2021年にはマックス・フェルスタッペンとランス・ストロールがタイヤバーストにより突如リタイアするという事態も。当時と2024年でタイヤの規定こそ異なるが、タイヤの使い方も一つのポイントとして注目したい。
関連記事
DMM×DAZNホーダイなら月々割引&ポイント還元でお得!
(C)DMM
DAZNで配信されるプロ野球は、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。
通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)かかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円分お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。
なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。
▶【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録
DAZN お得な視聴方法まとめ
料金プラン | 月額料金(税込) | ポイント |
---|---|---|
DAZN | 4,200円 | 年間プランがお得 |
DMM×DAZNホーダイ | 3,480円 | DMMプレミアムとDAZNがセットで月々1,270円割引 |
DAZN for docomo | 4,200円 | 特典を受ければ実質2,916円まで割引 |
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
2023年のレース結果
Getty Images
2023年第4戦アゼルバイジャンGP結果
1/セルジオ・ペレス/レッドブル
2/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
3/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
4/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
5/カルロス・サインツ/フェラーリ
6/ルイス・ハミルトン/メルセデス
7/ランス・ストロール/アストンマーティン
8/ジョージ・ラッセル/メルセデス
9/ランド・ノリス/マクラーレン
10/角田裕毅/アルファタウリ
11/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
12/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
13/ケビン・マグヌッセン/ハース
14/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
15/エステバン・オコン/アルピーヌ
16/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
17/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
18/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
-/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
-/ニック・デ・フリース/アルファタウリ