2024シーズンのF1は24戦で行われ、同一シーズンにおける過去最多のレース数となった。現行レギュレーションの最終シーズンとなる2025年も、同様に年間24レースとなる。
各チーム、及びパワーユニットメーカーは早くも新規定の2026年に向けて注力する向きがある中、2025シーズンはどのようなシーズンになるのだろうか。
F1第13戦ベルギーGP 概要
近日公開予定
レース開催日程・DAZN配信予定
第13戦:ベルギーGP
日時(日本時間) | 配信内容 | 実況・解説 |
---|---|---|
7月25日(金) | フリー走行 | |
7月25日(金) | スプリント予選 | |
7月26日(土) | スプリントレース | |
7月26日(土) | 予選 | |
7月27日(日) | 決勝 |
DAZN|Getty Images
1周は7.004kmで、決勝レースは44周で行われる。
ホームストレートは短いがここはDRS区間となっており、ターン1の右ヘアピンであるラ・スルスで仕掛けるケースも散見される。
そしてターン1を曲がった後、名物とも言えるオー・ルージュの坂を駆け上がっていく。その先に待ち受けるケメル・ストレートはオー・ルージュからトップスピードが持続されるうえにDRS区間でもあり、最大のオーバーテイクポイントとなる。
2000年のベルギーGPではミカ・ハッキネンが周回遅れのリカルド・ゾンタを挟みながら、ライバルのミハエル・シューマッハを抜くという離れ業を見せたことでも有名。このシーンは“F1史上最高のオーバーテイク”の一つとしていまだ語り草になっている。
セクター2からは緩やかな中速コーナーが続き、山下りとなるためにここはダウンフォースが求められる区間。ターン15手前からセクター3に入り、ホームストレートへと戻っていく。ターン15からの立ち上がりをトラクション重視にしたうえで、ターン18のイン側に飛び込んで抜くという駆け引きも有効だ。
トラック特性としてはトップスピードのストレート、そしてターンの多さから、速さとダウンフォースのどちらも求められるコースだけに、バランスや総合力が問われる。
そして、同サーキットは山の中にあり、1ラップで標高差102mもの高低ある中を走る。コース長が長いことも相まって天候が目まぐるしく変わりやすい点も見どころの一つ。通称“スパ・ウェザー”はもはや風物詩であり、レース展開に大きく影響する要素でもある。2021年はウェットの予選となり、決勝でもレース前から雨が振り続ける展開に。ディレイの後にセーフティーカー先導で周回を行うも雨が強まり、3周のみで決勝が打ち切られるという事態になった。
ベルギーGPは2031年までの契約延長に至ったと、2025年1月8日明らかになった。ただし開催年は2025~2027年、2029年、2031年となっており、2028年と2030年はカレンダーに入らず、この間は隔年開催となる見通し。
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2023年 ベルギーGP結果
Red Bull Content Pool
2023年のF1第13戦、ベルギーGP決勝は2023年7月30日行われた。
現地スパ・フランコルシャンはF2のレース2から引き続きドライの路面状態が続く。各ドライバーはソフト、ミディアムとバラバラの第1スティントを選んだ。上位勢はソフトが多く、11番グリッドの角田裕毅はミディアムをチョイスしている。
レースがブラックアウトとなり、スタート直後に上位勢で接触が発生。カルロス・サインツと接触したオスカー・ピアストリが最後尾までポジションを下げた。ターン5のケメルストレートエンドでセルジオ・ペレスがチャールズ・ルクレールを抜き、トップに躍り出る。11番手スタートの角田はP8まで順位を押し上げ、オープニングラップを終えた。ピアストリはターン13過ぎでマシンをストップさせている。
角田裕毅はアルファタウリのアップデートが効いていることもありペースが良く、5/44周目には6番手まで順位を上げた。
6番グリッドからのスタートだったマックス・フェルスタッペンも6周目のターン5でルイス・ハミルトンを抜き、3番手までアップ。あとは前にペレス&ルクレールだけとなった。
7/44周目にはソフト勢がピットに入り、第2スティントへと移行していく。フェルスタッペンは9/44周目のターン5でルクレールを抜き、これでレッドブル1-2となっている。
角田は10周目にピットへと入り、ミディアムからミディアムへとつないだ。ピットアウト後、先にタイヤ交換を終えていたアレクサンダー・アルボンに抜かれてしまう。だが次の周のターン5でアルボンを抜き返している。
上位勢も15周目までには一通りピットに入り、ペレス、フェルスタッペン、ルクレール、ハミルトンの順番になる。一方で数分後には雨が降り出すのではないかとのチーム無線も。
17周目のターン5でフェルスタッペンが僚友ペレスを抜き、トップに躍り出た。
角田はタイヤ交換を終えていないガスリーやランス・ストロールを追いつつ、ここで少し雨粒が目立ってきたこともあり、各ドライバーはレースペースを落とす状況となった。24周目のターン5でガスリーを仕留め、角田は6番手に浮上している。
25/44周目に角田はソフトの第3スティントに移行。ここからは何かがない限り最後まで走り切る流れとなった。ここから他のドライバーも最終スティントのタイヤに切り替えていく。
トップのフェルスタッペンが2番手ペレスを突き放して独走状態に。3番手ルクレール、4番手ハミルトン、5番手フェルナンド・アロンソという順番に。ロングスティントで1ストップ作戦にしたジョージ・ラッセルやストロールがここに割り込み、角田は9番手走行となっている。
角田は後ろから迫ってきたエステバン・オコンと戦い続けるも、39/44周目のターン5で抜かれてしまった。入賞圏内の当落線上である10番手となる。
トップのフェルスタッペンが後方との差を22.3秒まで広げ、6番グリッドからのレース開始をものともせず同年の10勝目をマークした。レッドブルとしては開幕12連勝を飾り、同一シーズンでの12連勝はF1新記録となる。年をまたいでの連勝は13連勝となった。
2位ペレス、3位ルクレールまでが表彰台に上がった。最後ファステスト狙いのハミルトンが4位+FLの1ポイントを手にしている。
5位アロンソ、6位ラッセル、7位ノリス、8位オコン、9位ストロールと続き、10位は角田。2023年3度目の入賞を果たし、貴重な1ポイントを手にしてサマーブレイクへと入ることになった。
チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |