2024シーズンのF1は24戦で行われ、同一シーズンにおける過去最多のレース数となった。現行レギュレーションの最終シーズンとなる2025年も、同様に年間24レースとなる。
各チーム、及びパワーユニットメーカーは早くも新規定の2026年に向けて注力する向きがある中、2025シーズンを制するのはどのドライバーになるのか。
F1第7戦エミリア・ロマーニャGP 概要
近日公開予定
コースの成り立ち
Getty Images
イモラでのF1レースは2020年に続き2021年は第2戦として、2022年は第4戦として、そして2023年は第6戦にセットされ、4年連続の開催に。だが2023年は実施直前の5月17日、当地エミリア・ロマーニャ州が大雨の影響による、深刻な水害被害が出ていることから開催がキャンセルとアナウンスされた。
2024年はイモラで2年ぶりのF1レースが実施となり、ラッツェンバーガーとセナがこの世を去ってから30年という節目の年での開催となった。
そして続く2025年もエミリア・ロマーニャGPは第7戦としてセットされている。
レース開催日程・DAZN配信予定
第7戦 エミリア・ロマーニャGP
F1 第7戦 エミリア・ロマーニャGP / アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ
日時(日本時間) | 配信内容 | 解説・実況 |
---|---|---|
5月16日(金) | フリー走行1回目 | |
5月16日(金) | フリー走行2回目 | |
5月17日(土) | フリー走行3回目 | |
5月17日(土) | 予選 | |
5月18日(日) | 決勝 |
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サーキット1周の長さは4.909kmで、ターンは19まで存在。周回数は63となる。
かつては高速サーキットとして知られたイモラだが、前述のとおり不幸なアクシデントを受け、1990年代半ばからは短い直線とシケインを組み合わせた特性のコースとなった。要所でのブレーキング、そしてバンピーな縁石に乗り上げないコース取りなどがポイントとなる。
イモラは伝統的に抜きどころが少ないサーキットでもあり、その傾向は14年ぶりのF1開催となった2020年も同様だった。それだけに予選時のグリッド順、そしてトラフィックを避けるタイヤ交換のタイミングなど、各チームの戦略性が大きく問われることになる。また、コース上での接近戦が多発するため、決勝ではセーフティーカーが入る可能性も十分にある。
DRS区間はホームストレートに設定されており、最終コーナーのバリアンテバッサからホームストレート、そしてタンブレロシケインへの飛び込みが最大の仕掛けどころとなる。2021年にはバルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルがコース幅の狭いターン1のDRS区間で接触し、両者もつれながら激しくクラッシュするという事例も起こった。
2022年 エミリア・ロマーニャGP順位・結果
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現地イモラはレースの1時間ほど前まで小雨混じりの天候だったが、そこからは雨が降らず。路面はかなり乾いた状態で決勝の時間を迎える。
全車がインターミディエイトを選択してレースはブラックアウトに。3番手スタートのセルジオ・ペレスが抜群の蹴り出しを見せ、チャールズ・ルクレールを抜いて2番手に上がり、レッドブルの1-2でターン1に飛び込む。
そしてターン1~2にかけて、カルロス・サインツとダニエル・リカルドが接触。サインツがグラベルで動けず、レースはすぐさまセーフティーカーとなる。後方では12番手スタートの角田裕毅が10番手に順位を上げた。
5周目からローリングスタートでレース再開となり、角田はフェルナンド・アロンソを抜いて9番手となる。アロンソはオープニングラップの接触でボディ右カウルが破損していたことから、ここから順位を落としていき、ピットに入ってリタイアを選択した。
レース中盤に雨が降り出すとの天気予報があるため、各マシンはインターミディエイトを持たせながらラップを重ねる展開に。15/63周目あたりから、インターミディエイトの周回ペースが下がってくる。だが第2スティントに切り替えるためのピットインがなかなかできないというもどかしい状況が続いた。
17周目、後方を走っているリカルドがここでドライのミディアムにタイヤを変更する。リカルドのレースペースがドライで一気に上がったことから、ここから各マシンはドライへとチェンジしていく。20周目までには全車がドライタイヤへと変更した。
トラック上はレコードラインが乾いてきた一方、コース上ではラインを外すと路面がまだ濡れていることから、ポジションの変動はあまり起こらず。
トップのマックス・フェルスタッペンがトップを独走し、8秒ほど後方に2番手ペレス、3番手ルクレールの3台だけが他より1ラップあたり1~2秒速いペースで周回を重ねる。4番手ランド・ノリスとなり、ジョージ・ラッセル、バルテリ・ボッタス、セバスチャン・ベッテル、ケビン・マグヌッセン、そして9番手に角田という順番でレースが進む。各マシンは雨が降らない限り、最終63周まで走り切る流れに。
40/63周目には、14番手走行中のルイス・ハミルトンにブルーフラッグが振られ、トップのフェルスタッペンにポジションを譲ってラップダウンになるという場面も。
9番手走行中の角田は7番手セバスチャン・ベッテル、8番手ケビン・マグヌッセンよりも速いペースでラップを重ねていき、46周目にはマグヌッセンの後方1秒以内に入る。48周目のストレートエンドで角田はマグヌッセンをパスし、8番手に浮上した。ここからは3秒前方の7番手ベッテルを追う展開に。
50周目、3番手走行のルクレールはミディアムの第2スティントに見切りを付け、ファステストラップ狙いのソフトにスイッチ。すると2番手走行中のペレスもソフトタイヤに変更する。今度はトップのフェルスタッペンもソフトタイヤに変え、上位3台がファステストラップ合戦に突入。
その直後、54周目の途中でルクレールがスピンを喫し、ウォールに接触してポジションを4番手に下げる。この後ピットに入り、フロントウイング&タイヤを交換。このタイミングのターン1で角田はベッテルをオーバーテイクし、ルクレールのピットストップもあり、一気に順位を6番手まで上げた。
前方ではフェルスタッペンが1分18秒台で周回し、ファステストラップをマークする。そして終盤に入り、6番手走行中の角田には、ポジションを落とした7番手ルクレールが迫ってくる。62周目のストレートエンドでルクレールが角田をパスし、角田は順位を7番手に落としてしまう。
結局レースはポールスタートのフェルスタッペンが一度もトップの座を譲らず、ファステストラップを獲得した状態でフィニッシュチェッカーを受け、グランドスラムで同年の2勝目をマークした。2位にはペレスが入り、レッドブルの1-2となった。3位ノリスまでが表彰台に上がっている。
4位ラッセル、5位ボッタス、6位ルクレールと続き、角田が7位フィニッシュで同年その時点の最高位となった。6ポイントを奪取し、2022年の総合点数を10点に伸ばしている。これで12位フィニッシュとなった僚友ピエール・ガスリーの総合6ポイントを上回る形に。
8位ベッテル、9位マグヌッセン、10位ストロールまでが入賞となっている。
2022年第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/セルジオ・ペレス/レッドブル
3/ランド・ノリス/マクラーレン
4/ジョージ・ラッセル/メルセデス
5/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
6/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
7/角田裕毅/アルファタウリ
8/セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン
9/ケビン・マグヌッセン/ハース
10/ランス・ストロール/アストンマーティン
11/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
12/ピエール・ガスリー/アルファタウリ
13/ルイス・ハミルトン/メルセデス
14/エステバン・オコン/アルピーヌ
15/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
16/ニコラス・ラティフィ/ウィリアムズ
17/ミック・シューマッハ/ハース
18/ダニエル・リカルド/マクラーレン
-/フェルナンド・アロンソ/アルピーヌ
-/カルロス・サインツ/フェラーリ
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チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |