2024シーズンのF1は24戦で行われ、同一シーズンにおける過去最多のレース数となった。現行レギュレーションの最終シーズンとなる2025年も、同様に年間24レースとなる。
各チーム、及びパワーユニットメーカーは早くも新規定の2026年に向けて注力する向きがある中、頂点に立つのはどのドライバーになるのか。
F1第14戦ハンガリーGP 概要
近日掲載予定
レース開催日程・DAZN配信予定
第14戦 ハンガリーGP
F1 第14戦 ハンガリーGP / ハンガロリンク
日時(日本時間) | 配信内容 | 解説・実況 |
---|---|---|
8月1日(金) | フリー走行1回目 | |
8月1日(金) | フリー走行2回目 | |
8月2日(土) | フリー走行3回目 | |
8月2日(土) | 予選 | |
8月3日(日) | 決勝 |
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サーキット(ハンガロリンク)
DAZN|Getty Images
1985年に着工され、翌1986年からF1レースを実施。2025年で40季連続開催となっている。
ハンガロリンクは丘陵地に作られたサーキットのため、アップダウンが激しいサーキットでもある。全長は4.381kmで、周回数は70。
同サーキットはストレートが短く低速コーナーが多いため、F1レースの中でも平均速度が低いサーキットとして知られる。オーバーテイクポイントもあまり多くないが、ドライバーがもし仕掛けるのならストレートエンドの第1コーナー、そしてターン1からの立ち上がりにおけるトラクション重視の駆け引きを行い、そのままターン2が勝負どころとなるケースも多い。
第2セクターにはテクニカルな連続コーナーもあり、ドライバーの一瞬のミスが大きなタイムロスにつながることも。レーサーの技巧、経験が試されるサーキットと言えるだろう。
抜きどころが少ないだけに予選でのグリッド順、そしてタイヤチョイス&ピットイン含めた各チームの戦略が大きくものをいう。もしセーフティーカー及びバーチャル・セーフティカーの導入されるタイミングがあるとしたら、この機をピットインに活用したいところ。
ターン4、ターン5、ターン12では予選でトラックリミット違反&タイム取り消し、及び決勝でのタイムペナルティになることもあるため、この区間のライン取りは注意が必要となる。
毎年“トレイン状態”になる可能性が高い中、タイヤ選択やピットに入るタイミングなど、ライバルより前に立つため、どうレースプランを柔軟に変えるのかが勝敗を大きく左右することになりそうだ。
2023年 ハンガリーGP結果
Red Bull Content Pool
2023年のF1第12戦、ハンガリーGP決勝は2023年7月23日行われた。
現地ハンガロリンクはF2のレース2から引き続き晴天のドライコンディションとなる。路面温度は50度に迫り、タイヤのダメージが大きい状況に。
決勝では上位グリッド8名までを含む合計15名がミディアム。9番グリッドのセルジオ・ペレス、18番グリッドのジョージ・ラッセルの2名がハードを選んだ。17番手スタートの角田裕毅は第1スティントにソフトをチョイスしている。
レースがブラックアウトとなり、ターン1では後方で複数台の絡む接触が発生。スタートに失敗したチョウ・グァンユが順位を大きく下げ、ターン1でチョウに追突されたダニエル・リカルドがアルピーヌ勢を弾き、それぞれオーバーラン。順位を大きく下げた。
マックス・フェルスタッペンがトップでオープニングラップを終えた。オスカー・ピアストリ、ランド・ノリス、ルイス・ハミルトン、チャールズ・ルクレール、カルロス・サインツ、フェルナンド・アロンソ、ペレスの順番で2周目に入っている。17番手スタートの角田は混乱に巻き込まれることなく、11番手まで順位をジャンプアップさせた。
ピエール・ガスリー、エステバン・オコンはピットに戻るも、立て続けにリタイアを選択。アルピーヌ勢は3/70周で早くも姿を消すことになっている。
10/70周目には、トレイン状態よりもクリーンエアで走ることを選択したランス・ストロール、角田、バルテリ・ボッタスがピットに入り、ハードの第2スティントに移行。11番手だった角田はピットで7秒以上時間を要し、ピットでボッタスと、アレクサンダー・アルボンに抜かれてしまった。
上位勢は第1スティントで粘っていたが、17周目にハミルトン、18周目にノリス、19周目にピアストリがピットに入り、ハードにチェンジ。ピアストリがピットアウトすると、先にタイヤを交換したノリスが猛プッシュを行い、僚友に対してのアンダーカットに成功。タイヤ交換組の中ではトップに躍り出る。
トップを独走していたフェルスタッペンも24/70周目にタイヤを交換し、ミディアムからハードへとつないだ。フェルスタッペンは2番手ノリスの5.4秒前でトラックに復帰している。
28/70周目時点でフェルスタッペンがレースを先導し、5.2秒後方に2番手ノリス。そこから3.5秒後ろにピアストリが3番手で続いた。そこから4番手ハミルトンまでの差は11秒まで広がる。フェルスタッペンとマクラーレン勢2台の3人だけが別格のペースで周回を重ねていった。
31周目を迎えたあたりから、2度目のピットストップを行うドライバーが出てきた。43周目にはピアストリ、ペレスが第3スティントに移行。
角田も第2スティントのハードで粘ったが、46周目に2度目のピットストップを行った。角田はローガン・サージェントの後ろ、16番手でトラックに復帰している。
47周目のターン1でペレスがピアストリを抜き、3番手争いに加わってきた。トップのフェルスタッペンは52周目に2度目のピットインを行い、後方のノリス、ペレスに合わせる形でミディアムに履き替えた。これで最後まで走り切る流れとなる。フェルスタッペンは54周目に1:20.504で周回し、ライバルより2秒以上速いタイムでのファステストラップをマークした。
終盤には角田がニコ・ヒュルケンベルグ、サージェントと続くトレインの後ろに付け、69周目にサージェントが単独スピンしたことにより15番手に浮上している。
結局レースはフェルスタッペンが2番手ノリスとの差を33.7秒まで広げ、圧勝で同シーズンの9勝目をマーク。個人としての連勝記録を7まで伸ばした。また、レッドブルとしては2023年11戦全勝、前年最終戦のアブダビGPから続くレッドブルとしての連勝を12まで伸ばし、同一チームとしてのF1史上最多連勝記録(当時)を樹立している。
2位にノリス、そして巻き返したペレスが3位表彰台に上がった。
4位ハミルトン、5位ピアストリと続き、18番手スタートだったラッセルが6位まで押し上げた。7位ルクレール、8位サインツ、9位フェルナンド・アロンソ、10位ランス・ストロールまでがポイントを手にした。
リカルドは第3スティントのミディアムでペースが良く、大きくアンダーカットに成功し13位フィニッシュ。一方で角田は最初のピットストップでのタイムロス、第2スティントのハードを引っ張ったことで順位を落とし、15位でチェッカーを受けている。
2023年第12戦ハンガリーGP・決勝結果
1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
2/ランド・ノリス/マクラーレン
3/セルジオ・ペレス/レッドブル
4/ルイス・ハミルトン/メルセデス
5/オスカー・ピアストリ/マクラーレン
6/ジョージ・ラッセル/メルセデス
7/チャールズ・ルクレール/フェラーリ
8/カルロス・サインツ/フェラーリ
9/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン
10/ランス・ストロール/アストンマーティン
11/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ
12/バルテリ・ボッタス/アルファロメオ
13/ダニエル・リカルド/アルファタウリ
14/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース
15/角田裕毅/アルファタウリ
16/チョウ・グァンユ/アルファロメオ
17/ケビン・マグヌッセン/ハース
18/ローガン・サージェント/ウィリアムズ
-/エステバン・オコン/アルピーヌ
-/ピエール・ガスリー/アルピーヌ
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直近のDAZN番組表(F1)チーム・ドライバー
日程・番組表
レース | フリー走行・予選 | 決勝 | |
---|---|---|---|
第1戦 | オーストラリアGP | 3月14日(金) ~15日(土) | 3月16日(日) |
第2戦 | 中国GP | 3月21日(金) ~22日(土) | 3月23日(日) |
第3戦 | 日本GP | 4月4日(金) ~ 5日(土) | 4月6日(日) |
第4戦 | バーレーンGP | 4月11日(金) ~ 12日(土) | 4月13日(日) |
第5戦 | サウジアラビアGP | 4月18日(金) ~ 19日(土) | 4月20日(日) |
第6戦 | マイアミGP | 5月2日(金) ~ 3日(土) | 5月4日(日) |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5月16日(金) ~ 17日(土) | 5月18日(日) |
第8戦 | モナコGP | 5月23日(金) ~ 24日(土) | 5月25日(日) |
第9戦 | スペインGP | 5月30日(金) ~ 31日(土) | 6月1日(日) |
第10戦 | カナダGP | 6月13日(金) ~ 14日(土) | 6月15日(日) |
第11戦 | オーストリアGP | 6月27日(金) ~ 28日(土) | 6月29日(日) |
第12戦 | イギリスGP | 7月4日(金) ~ 5日(土) | 7月6日(日) |
第13戦 | ベルギーGP | 7月25日(金) ~ 26日(土) | 7月27日(日) |
第14戦 | ハンガリーGP | 8月1日(金) ~ 2日(土) | 8月3日(日) |
第15戦 | オランダGP | 8月29日(金) ~ 30日(土) | 8月31日(日) |
第16戦 | イタリアGP | 9月5日(金) ~ 6日(土) | 9月7日(日) |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9月19日(金) ~ 20日(土) | 9月21日(日) |
第18戦 | シンガポールGP | 10月3日(金) ~ 4日(土) | 10月5日(日) |
第19戦 | アメリカGP | 10月17日(金) ~ 18日(土) | 10月19日(日) |
第20戦 | メキシコGP | 10月24日(金) ~ 25日(土) | 10月26日(日) |
第21戦 | サンパウロGP | 11月7日(金) ~ 8日(土) | 11月9日(日) |
第22戦 | ラスベガスGP | 11月20日(木) ~ 21日(金) | 11月22日(土) |
第23戦 | カタールGP | 11月28日(金) ~ 29日(土) | 11月30日(日) |
第24戦 | アブダビGP | 12月5日(金) ~ 6日(土) | 12月7日(日) |