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【まとめ】開幕再延期で交流戦は中止か?レギュレーションや選手契約、過去の事例から今シーズンを考察|プロ野球

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【まとめ】開幕再延期で交流戦は中止か?レギュレーションや選手契約、過去の事例から今シーズンを考察|プロ野球時事通信
【プロ野球&MLB ニュース&移籍情報】開幕の再延期が決定したプロ野球。現在のレギュレーションや過去の事例をもとに開幕のリミットを考察していく。
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日本野球機構(NPB)は4月3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月24日を目標としていた2020シーズンの開幕を再延期することを発表した。今後の日程は4月下旬から5月初旬にかけて判断するとしている。しかし4月8日、日本政府による緊急事態宣言が発令。期間は5月6日までとなっているため、さらなる開幕の延期は決定的だ。

最短でも6月以降の開幕が予想されるなか、通常通りに143試合を行うことは可能なのだろうか?過去の事例をもとに考察していく。

レギュレーション

2020シーズンのレギュレーションは近年と同じように、交流戦18試合を含む143試合を実施。リーグ戦終了後にはクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが最大で3試合、CSファイナルステージが最大で6試合行われ、日本シリーズは最大で7試合となっている。ただ、今シーズンは7月に東京五輪が予定されていたため、途中で中断期間が設けられていた。

3月20日にセ・パ両リーグ同時開催でスタートし、移動日である月曜日以外は毎日試合を消化。5月26日からは交流戦がスタートし、1カード3試合で6チームと対戦する全18試合となっていた。6月14日で交流戦が終了すると、15日から18日までは小休止。19日からリーグ戦が再開すると、7月18日までは再び週に6試合を行う。

チームによって多少のばらつきはあるが、101試合を消化して前半戦を終えると、7月19日にはペイペイドーム、20日にはナゴヤドームでオールスターを開催。その後、五輪中断へと突入する。

およそ1カ月の中断期間を挟み、後半戦は8月14日から開始。10月17日の読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズでリーグ戦は終了となる。ポストシーズンは10月24日から始まり、3日間でCSファーストステージを行い、10月28日からはCSファイナルステージを行う。そして11月7日に、セ・リーグ球団の本拠地から日本シリーズが始まり、最長でも11月15日に全日程を終えることとなっていた。

最も遅い開幕は決定的

1949年にNPBが誕生し1950年に2リーグ制となって以降、最も遅い開幕となったのはセ・パ共に1973年の4月14日だった。当時は130試合を戦うレギュレーションで、セ・リーグは10月24日に、パ・リーグ(前期後期制を導入)は10月16日に全日程を終了していた。そのため、今シーズンが開幕した現時点で、長いプロ野球の歴史で最も遅い開幕となる。

五輪中断期間を用いて年内終了も可能だが

上記の通り、仮定として6月開幕となった場合、延期となっている試合は全部で63試合。一方で東京五輪の延期が決定したためその間にも試合を行うことが可能となったが、消化できるのは週6試合想定で21試合分のみ。東京五輪の中断期間を利用しても42試合分を消化できない状態となっている。

残りの42試合を完全に消化するとなると、10月以降に組み込まれることになる。実際に当てはめてみると、11月28日までに全日程を消化が可能だ。ポストシーズンに関しては、各シリーズごとに移動日を1日設けると想定すると、CSファーストステージから日本シリーズまで最短で20日間で開催可能。29日からCSファーストステージを行えば、12月18日に全日程を終えることができる。

12月に試合がない理由

しかし、ここで問題となるのが球団と選手の契約だ。NPBは支配下登録選手の契約期間について『2月1日から11月30日まで』と定められている。そのため、11月30日までに全日程を終える必要がある。

実際に、過去の例でも12月に試合が行われたことはない。1950年に開催された日本シリーズが最も遅いシーズン終了で、それでも11月28日のこと。また、東日本大震災の影響で開幕が4月13日にずれ込んだ2011年は11月20日にシーズンを終えている。

今回は特殊な状況のため、NPBと選手会による話し合いのもと特例となる可能性があるが、現時点では12月に試合は行うことはできない。

交流戦は中止か

つまり11月30日に全日程を終了しなければならないため、最も遅くても11月10日までに東京五輪中断期間でも消化しきれなかった42試合を行う必要がある。10月後半から11月10日までで、25試合を消化することは可能だ。

残った17試合に関しては、移動日や予備日に入れ込むことも可能だが、現実的に考えると18試合を行う交流戦を中止して、そこで実施する方が無理のない日程となる。普段は対戦する機会が少ないセ・パの両球団が対戦する交流戦は2005年から始まり、ファンの間でも人気の試合だ。これまでの15シーズンで一度も中止がなかったが、今シーズンはやむを得ないかもしれない。

シーズン中止の可能性は?

これまでに考察してきたように、全日程を消化することはすでに難しく、交流戦を中断した場合は6月開幕が最終リミット。さらに開幕が伸びるようだと、ダブルヘッダーや移動日の取りやめなど試合をする選手たちに多大な影響が出てしまう。

ただ、現時点で新型コロナウイルスの猛威は収まっておらず、今後の見通しも不明。最悪の場合はシーズン中止もあり得るだろう。プロ野球が中止になったのは、戦後の1945年だけ。

様々な考察を行なってきたが、果たしてNPBはどのような決断を下すのだろうか。『4月下旬から5月初旬』の新たな発表を待ちたい。

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