真夏の首位攻防戦は東北楽天ゴールデンイーグルスが福岡ソフトバンクホークスに勝ち越し同率首位に | パ・リーグ週間まとめ | プロ野球

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8月4日〜8月9日開催試合の総評

先週の注目は、首位に立つ福岡ソフトバンクホークスと、2ゲーム差で追いかける東北楽天ゴールデンイーグルスによる真夏の首位攻防戦。

第1戦は、序盤からソフトバンクが得点を重ねて試合を優位に進める。エース・千賀滉大が6回まで投げて、その後は自慢の中継ぎ陣による継投に入った。しかし2点差で迎えた8回に登場したリバン・モイネロが誤算で、浅村栄斗の14号2ラン本塁打などで逆転した楽天が勝利している。

続く第2戦はソフトバンク・和田毅、楽天・涌井秀章と最多勝タイトルを獲得した両者による投げ合いとなったが、明暗はくっきりと分かれた。涌井は9回1死までノーヒットノーラン投球を見せるなど9回1安打無失点。一方の和田は5回2失点で黒星を喫した。

これで楽天に並ばれたソフトバンクだったが、第3戦はブルペンデーながらもこのカード初勝利を掴む。先発の笠谷俊介が2回を1失点に抑えると、2番手の板東湧梧が3回無失点でプロ初勝利となった。

単独首位浮上のチャンスを逃した楽天だが、第4戦は6回にステフェン・ロメロが第12号の2ラン本塁打を放つと、7回にも3ラン本塁打を放ち勝利。すると第5戦も、2点リードの3回にロメロが2日連発となる第14号のソロ本塁打を放ち、楽天が連勝しついに単独首位に浮上した。

後がなくなったソフトバンクは、第6戦も再びブルペンデーで笠谷が中2日でこのカード再登場。3回を無失点に抑えると、2番手はまたも板東が務めて4回無失点の快投を見せて週2勝目を挙げた。この結果、楽天が4勝2敗と勝ち越して首位に浮上。しかしソフトバンクも、笠谷&板東の活躍により楽天の単独首位浮上は阻止した。

もう一つの注目カードは今シーズン最初の6連戦で、6連勝をした千葉ロッテマリーンズと6連敗となったオリックス・バファローズの再戦。第1戦はロッテが試合を優位に進めるなか、オリックスも9回に吉田正尚の適時打で追いついて引き分けに持ち込み、同カードでの連敗を6でストップさせた。

さらに第3戦では、山﨑福也が６回無失点の好投でロッテ戦初勝利を手にする。ところが、第4戦から第6戦は、ロッテのレオニス・マーティンの打棒が爆発。3戦連発となる本塁打など5打点の活躍を見せてチームを3連勝に導いた。なお第4戦では、益田直也が今シーズン12セーブ目を挙げて、プロ野球史上5人目となる通算100セーブ＆100ホールドを達成している。

4位の埼玉西武ライオンズと5位の北海道日本ハムファイターズは、1勝1敗で迎えた第3戦で日本ハムが12安打5打点で勝利するとそこから4連勝。5勝1敗と大きく勝ち越した日本ハムは、西武をかわして4位に浮上。さらに上位陣が足踏みをしていたこともあり、首位に1.5ゲーム差まで詰め寄ることに成功した。

今週の試合詳細

• 浅村栄斗の逆転弾で楽天が首位に迫る（4日詳細）
• 涌井秀章の好投で楽天が同率首位（5日詳細）
• 柳田悠岐の一打でソフトバンクが単独首位に（6日詳細）
• 益田直也が通算100セーブを達成（7日詳細）
• 塩見貴洋の好投で楽天が単独首位に（8日詳細）
• 4位・日本ハムまで1.5ゲーム差の大混戦に！（9日詳細）

今週の試合結果

8月4日（火）

8月5日（水）

8月6日（木）

8月7日（金）

8月8日（土）

8月9日（日）

パ・リーグ順位表

※8月9日終了時点

来週の試合日程

8月11日（火）

8月12日（水）

8月13日（木）

8月14日（金）

8月15日（土）

8月16日（日）

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