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【コラム】ヤクルト交流戦優勝、2年連続日本一へ。塩見泰隆が走攻守でチームに貢献|プロ野球

【コラム】ヤクルト交流戦優勝、2年連続日本一へ。塩見泰隆が走攻守でチームに貢献|プロ野球時事通信
【プロ野球 コラム】東京ヤクルトスワローズは、6月10日からの3連戦で福岡ソフトバンクホークスと対戦する。報知新聞社・片岡優帆記者に注目選手を挙げてもらった。
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ヤクルトはここまで交流戦15試合11勝4敗で首位に立っている。交流戦65得点19本塁打はともに12球団トップ、チーム打率2割6分6厘は同3位、チーム防御率2.65は同4位と投打ともに安定した戦いぶり。10日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に勝って、阪神がオリックスに引き分けか負けなら、4年ぶり2度目の交流戦優勝が決まる。

交流戦前を含めて球団記録の8カード連続勝ち越し中。セ・リーグでも2位の巨人に5ゲーム差で首位を走る。好調のチームで打線を引っ張っているのが塩見泰隆外野手(28)だ。

今季は57試合で打率2割7分6厘、9本塁打、25打点。出塁率3割6分、OPS.835はともにリーグ5位で、15盗塁はトップ。交流戦でも打率3割2厘と好調を維持している。

5月27日の楽天戦(楽天生命パーク)では「2番・中堅」で出場して3打席連続本塁打。あまりのすごさに、ベンチの高津監督が驚いたように口をあんぐり開け、わざと無表情で出迎えたシーンも話題になった。

昨年はサイクルヒットを記録し、自身初の規定打席到達、打率2割7分8厘、14本塁打、59打点でベストナインを獲得。飛躍のシーズンになった一方で、三振数はリーグで2番目に多い156だった。今年は三振を減らすことをテーマに掲げてスタートしたが、「三振しないように」との気持ちが強すぎた。2ストライクに追い込まれないように、好調時なら見逃すような厳しいコースの球まで初球から打ちにいって凡打になる打席が増えたという。

5月上旬には一時、打率が2割4分台まで落ちた。自己分析したところ、初球から三振を避けようと考えるのは違うと気づいた。打者有利の早いカウントでは三振を恐れず好球必打でいく考え方に原点回帰。嶋や川端ら経験豊富な先輩の助言も受け、本来の積極的な力強い打撃を取り戻した。

神奈川・相模原市出身。武相高では2011年の3年夏、神奈川大会準々決勝(横浜スタジアム)で若林晃弘内野手(巨人)、茂木栄五郎内野手(楽天)擁する桐蔭学園に延長12回2/3で惜敗し、甲子園出場には届かなかった。

帝京大では阪神・青柳晃洋投手、日本ハム・西村天裕投手と同期。社会人野球のJX|ENEOSを経て17年のドラフト4位でヤクルトに入団した。高校、大学、社会人時代に達成できなかった日本一に、昨年大きく貢献。今年は高校時代の思い出が詰まった横浜スタジアムで5月21日に行われたDeNA戦で初回先頭打者本塁打も放った。

チームは不動の5番打者だったサンタナが故障で長期離脱。4番村上の後ろを打つ打者がポイントになっていた中で、塩見も5番を務めた時期もあった。得点圏打率3割2分6厘と勝負強さも持ち味。現在は故障から復帰した中村らが5番に入ることが多く、塩見は1、2番での出場が多い。

俊足で長打力もあり、守備力も高く、走攻守で貢献度が高い。同じ右打者で1学年先輩の山田哲人から多くのことを学んでいて、球団では山田以来となる打率3割30本塁打30盗塁の「トリプルスリー」も夢ではない。交流戦優勝、2年連続日本一を目指すヤクルトで塩見が存在感を示している。

文・片岡優帆

1985年11月28日生まれ。36歳。神奈川県相模原市出身。2008年に報知新聞社に入社後、巨人、DeNAなどを担当。今年は野球担当としてプロ野球・アマ野球を取材。

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