新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕を延期しているプロ野球。2005年から続く交流戦が中止となるなど異例な状況のなか、日本野球機構(NPB)は6月開幕に向けて競技している。各球団はチーム練習の中断を余儀なくされ、選手個人で自主練習を行い、開幕の日に向けて調整を続けている。
今回DAZN NEWSでは、2017年シーズンのセ・リーグを振り返り、各賞の受賞者を紹介していく。
2017年セ・リーグ総評
37年ぶりの連覇達成した広島勢がタイトル総なめ
2017年シーズンのセ・リーグは、広島東洋カープが37年ぶりにリーグ連覇を達成。MVPには、自身最多となる171安打で最多安打のタイトルを獲得した丸佳浩が輝いている。『タナ・キク・マル』の名が浸透するように、田中広輔、菊池涼介に次ぐ3番打者としてチームを牽引した。新人賞は中日ドラゴンズの京田陽太が受賞。高卒1年目ながらレギュラーとして141試合に出場し、149安打を放つなどバッティングで貢献した。
ベストナインには、優勝した広島から捕手の會澤翼、二塁手の菊池、遊撃手の田中、外野手の丸と鈴木誠也と最多5名が選出されている。横浜DeNAベイスターズからは一塁手のロペス、三塁手の宮崎敏郎、外野手の筒香嘉智の3人が選ばれた。投手には読売ジャイアンツの菅野智之が3年ぶり2度目の受賞を果たしている。
守備の名手に送られるゴールデングラブ賞は、菅野と小林誠司の巨人バッテリーが選出された。遊撃手として4度のゴールデングラブ賞に輝いた阪神タイガースの鳥谷敬は三塁手として初受賞。二塁手は菊池涼介が5年連続5度目の受賞となった。そのほか、一塁手はDeNAのロペス、遊撃手は巨人の坂本勇人、外野手は広島の丸、鈴木と常連組が獲得。そんななか、DeNAの桑原町将志が初受賞している。
各個人賞の投手部門では、阪神の中継ぎ陣が席巻。セーブ王に輝いたドリス、最優秀中継ぎに輝いた桑原謙太朗、マテオと強力中継ぎ陣がタイトルを獲得した。そのほか、菅野は最優秀防御率と最多勝の2冠を達成。勝率第一位投手は広島の薮田和樹、奪三振王は巨人のマイコラスが受賞している。打者部門では、丸とロペスが最多安打のタイトルを分け合った。ロペスは打点王との2冠を達成。同じくDeNAからは宮崎が首位打者を獲得した。本塁打王は中日のゲレーロ、最高出塁率と盗塁王には広島の田中が輝いている。
連盟特別表彰では、広島を連覇に導いた緒方孝市監督が最優秀監督賞を受賞。また、ルーキーながらローテーションの一角として10勝を挙げた、DeNAの濵口遥大は新人王を逃すも特別新人賞が授与された。さらに中日の岩瀬仁紀は4年ぶりとなる50試合登板を評価されてカムバック賞を受賞している。
最優秀選手賞
名前 | 丸佳浩 | 所属 | 広島 |
試合 | 143 | 安打 | 171 |
本塁打 | 23 | 打点 | 92 |
四球/死球 | 83/4 | 打率 | .308 |
長打率 | .505 | 出塁率 | .398 |
最優秀新人賞
名前 | 京田陽太 | 所属 | 中日 |
試合 | 141 | 安打 | 149 |
本塁打 | 4 | 打点 | 36 |
盗塁 | 23 | 打率 | .264 |
長打率 | .355 | 出塁率 | .297 |
ベストナイン
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菅野智之 | 巨人 | 3年ぶり2度目 |
捕手 | 會澤翼 | 広島 | 初受賞 |
一塁手 | ロペス | DeNA | 初受賞 |
二塁手 | 菊池涼介 | 広島 | 初受賞 |
三塁手 | 宮崎敏郎 | DeNA | 初受賞 |
遊撃手 | 田中広輔 | 広島 | 初受賞 |
外野手 | 丸佳浩 | 広島 | 2年連続3度目 |
外野手 | 鈴木誠也 | 広島 | 2年連続2度目 |
外野手 | 筒香嘉智 | DeNA | 3年連続3度目 |
ゴールデングラブ賞
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菅野智之 | 巨人 | 2年連続2度目 |
捕手 | 小林誠司 | 巨人 | 初受賞 |
一塁手 | ロペス | DeNA | 2年連続3度目 |
二塁手 | 菊池涼介 | 広島 | 5年連続5度目 |
三塁手 | 鳥谷敬 | 阪神 | 初受賞 |
遊撃手 | 坂本勇人 | 巨人 | 2年連続2度目 |
外野手 | 丸佳浩 | 広島 | 5年連続5度目 |
外野手 | 鈴木誠也 | 広島 | 2年連続2度目 |
外野手 | 桑原将志 | DeNA | 初受賞 |
投手表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
最優秀防御率 | 菅野智之 | 巨人 | 防御率1.59 | 2年連続3度目 |
勝率第一位 | 薮田和樹 | 広島 | 勝率.833 | 初受賞 |
最多勝利 | 菅野智之 | 巨人 | 17勝 | 初受賞 |
最多セーブ | ドリス | 阪神 | 37セーブ | 初受賞 |
最優秀中継ぎ | 桑原謙太朗 | 阪神 | 43HP | 初受賞 |
最優秀中継ぎ | マテオ | 阪神 | 43HP | 初受賞 |
最多奪三振 | マイコラス | 巨人 | 187奪三振 | 初受賞 |
打者表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
首位打者 | 宮崎敏郎 | DeNA | 打率.323 | 初受賞 |
最多安打 | 丸佳浩 | 広島 | 171本 | 初受賞 |
最多安打 | ロペス | DeNA | 171本 | 初受賞 |
最多本塁打 | ゲレーロ | 中日 | 35本 | 初受賞 |
最多打点 | ロペス | DeNA | 105打点 | 初受賞 |
最高出塁率 | 田中広輔 | 広島 | 出塁率.398 | 初受賞 |
最多盗塁 | 田中広輔 | 広島 | 35盗塁 | 初受賞 |
特別表彰
タイトル | 名前 | 所属 |
---|---|---|
最優秀監督賞 | 緒方孝市 | 広島 |
新人特別賞 | 濵口遥大 | DeNA |
功労賞 | 岩瀬仁紀 | 中日 |
関連記事
- 【2017年表彰選手】54セーブの新記録を樹立したサファテがMVP | プロ野球(パ・リーグ編)
- 【2017年表彰選手】171安打で連覇貢献の丸佳浩が初のMVP | プロ野球(セ・リーグ編)
- 【2018年表彰選手】10年ぶりのリーグ制覇に貢献した本塁打王の山川穂高が初MVP | プロ野球(パ・リーグ編)
- 【2018年表彰選手】3連覇の立役者・丸佳浩が2年連続MVP | プロ野球(セ・リーグ編)
- 【2019年表彰選手】森友哉が初のMVP!山賊打線がタイトルを総なめに | プロ野球(パ・リーグ編)
- 【2019年表彰選手】5年ぶりの優勝に貢献した坂本勇人が初のMVP | プロ野球(セ・リーグ編)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?